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発行者:鉢嶺来
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ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2010/12/17
最終更新日:---

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飼い主募集します! 第8章 プライベートビーチへ行こう!

「はぁ、何だか知らんが金持ちも金持ちなりに大変ってわけなの…か?」

俺の答えにひとみは満足そうに微笑むと「なのです」と頷いた。

章太郎も続いて起きてきた。
「何だかあまりぐっすり寝れた気がしないな、でか過ぎるベッドというのも考え物だ」
とやっと俺の味方らしい意見が現れて俺は心底安堵した。

そうだな。
どのくらいの安堵感かと言うと、ガキの頃にあった引っ込む刃物らしき玩具を
本物と勘違いしたまま刺された後にそれが偽者だと気付いたくらい…
っていうか俺は例え話が下手だな。

とそこで、辺りを見回す。

「あれ…?田辺は?」
俺は1人足りないことに気付くと誰とも無しに聞いた。

「幼女ならまだおネンネの時間だ、何せ幼女だからな、
日に15時間は睡眠を取らなくてはならないのだろう」

姉貴は新聞から目を離さずに俺の問いに答える。

「マジか…あいつまだ寝てんのか」
「何というか、ある意味逞しいな」
俺と章太郎が同時に呟いた。

「何がだ?貴様らは昨日眠れなかったのか?」
と問い返してきた姉貴に俺と章太郎は多分、相変わらず高い順応力をお持ちですね、シモーナ様は。
という同じ感想を持ったに違いない。

30分後、ようやく眠たそうに目を擦りながらよちよちと田辺がおぼつかない足取りで歩いてきた。

「じゃあ、みなさん揃いましたので朝ご飯にするのです」と言ってひとみが料理を運んできた。
花嫁修業が云々の件は伊達では無かったらしくかなり美味かった。
惜しいね、これで人格さえ普通ならいい恋人も出来るだろうに。

「あたしには先輩とコウちゃんがいるので他に恋人はいらないのです」
と俺たちの食べた皿を片付けながらひとみは言った。
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