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発行者:鉢嶺来
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ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2010/12/17
最終更新日:---

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飼い主募集します! 第5章 文芸部の常識人
「そもそもこいつ…泪乃とか言ったか、定義は何だ?人間か?犬か?」

まるで新しい研究素材を手に入れた研究員のように興味津々に泪乃を見て章太郎が呟く。

「わんっ」
「犬語しか話さないところや仕草などから限りなく人に近い犬だと私は予測している」

姉貴が自分の予測を章太郎に話した。

「ますますファンタジーだな」
「面白いだろう?中々頭もいい、今朝など箸の使い方をマスターしたほどだ」
「箸を使いこなすのか…それはもう犬ではないな」

ふと気付くと田辺が俺のズボンの裾を引っ張っていた。

「なぁなぁ、せんぱい、さっきからあのふたりはなにごではなしてるのだ?」
「…日本語だ」

そう言って俺は軽く田辺の頭を撫でる。

「ふぁ…、でもでもさっぱりいみがわからないぞ!」
「コウちゃんにはちょっと難しいかもですね~」

厭らしい目つきでぷぷっと笑いながらひとみが呟いた。

「だ、だまれ!かんなぎひとみっ!い、いみくらいわかるぞ、こうはばかじゃないからな!」
意地になるな、また来るぞ。

「じゃあ、どういう意味何ですか?お馬鹿なあたしに是非教えて欲しいです」
ほら来た。そう言ってしゃがむとひとみは田辺に目線を合わせてにっこりと微笑んだ。
はたから見れば心優しいお姉さんが小学生に話しかけてるように見えるんだろうが、
内情を知ってると全く別物に見えるな。

「うぅっ…そ、それは…」
「それは?」

更に一見するとただの美少女以外の何者でも無いスマイルを浮かべてひとみは田辺に迫る。

「そ、そ、そ、そうなのだ、る、るいのがいぬだっていうことなのだっ!」
「ぶぶー、半分当たりで半分外れです」
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