飼い主募集します!
飼い主募集します!
完結アフィリエイトOK
発行者:鉢嶺来
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2010/12/17
最終更新日:---

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
飼い主募集します! 第3章 泪乃の食事
「お帰りなさいませ、翔太様」
このバカ丁寧な応対をしてくれるのがさっきちらっと紹介した俺と姉貴の母さんだ。
姉貴と同じ金髪で赤い瞳をしていて年齢の割りに歳を感じさせない声と顔の持ち主。

「あらあら、翔太様、どうかなされたのでございますか?そんなにお買い物をなされておいでで…」

「いや、これは泪…じゃないや、ちょっと俺と姉貴の夜食分に…」

母さんは人形の様に細い首を少し傾けると
「左様でございますか、しかし翔太様、
言ってくださればわたくしがお夜食などご配膳いたしましたのに」

「ああ、俺料理覚えようと思って、それでその練習がてらに、さ」

我ながら苦しい嘘だな。
だがその俺の台詞を聞いて母さんはパンと小さな両手を合わせた。

「まぁまぁ、翔太様がお料理を?これは大変喜ばしいことですわ。
あら、どうしましょう、お赤飯の準備をなさいませんと」

いや、そんな大層なものではないだろう…

「赤飯はいいよ、冷蔵庫に空きある?」
「はい、もちろんでございますわ」

そう言うと母さんは台所の方へと消えていった。

俺は冷蔵庫に食材を詰めると二階にある姉貴の部屋へと向かった。

「おい、姉貴、今帰ったぞ」

そう言ってドアノブを回す。

「あ、こら、まだ開けるな…」
「…えっ?」

そう言って見た俺を待ち受けていたのはパジャマ姿に
泪乃を着せ替えようとしている姉貴の姿と素っ裸の泪乃の姿…

「あ、いや、これは、不可抗力というか…その…」

俺は慌てて弁論しようとする…が、時既に遅し
「言い訳をする暇があるなら…早く、出て行かんか、この色魔が!」

姉貴のベッドの上にあった枕が唸りを上げて俺の顔面へと直撃する。
俺は枕を盾にしたまま泪乃の方を見ないようにそのまま部屋を出た。
あー、びっくりした。なんでもうパジャマ着せようとしてるんだよ。
21
最初 前へ 18192021222324 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ