Love Addict
Love Addict
完結
お礼5
発行者:新菜
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ジャンル:恋愛
シリーズ:LOVEシリーズ

公開開始日:2016/01/30
最終更新日:---

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Love Addict 第15章 ー壊れた心ー
次の日の放課後。


裏庭を通って
外から英語準備室をのぞくと

窓ガラスは綺麗に元通りになっていた。


よく見ると…
隣の空き部屋の窓ガラスがなくなっていて
応急処置をしたんだと知る。


臣)……


電気も消えてて〇〇もいない。


俺は廊下から普通に部屋に入った。


シンと静まり返った空間。

このソファーで…
昨日……


臣)…っ


命令された通りに
自分の秘部を弄ぶ〇〇の妖艶な姿。

みだらにあいつに跨り
いやらしく舐め上げる姿。

何度も突かれながら焦がれ叫ぶ姿。


忘れたいと願っても
何度でも鮮明に蘇るーーーー



ガラガラ…



臣)…っ

〇)……


〇〇は俺の姿を確認して
そのまま無視してデスクに座った。


窓ガラスを割ったのが
俺だということも

それゆえに
俺が昨日の出来事を知っているということも

もうわかってるんだろう。


俺はソファーに座った。


〇)何しに来たの?
臣)……


俺の方を見向きもせず
背を向けたまま〇〇が尋ねた。


臣)……
〇)……


何しに…来たんだろう…

自分でもわからない。

でも…足が勝手にここに向かってた。


臣)……
〇)用がないなら帰ってくれる?
臣)…っ


ああ…
いつもの〇〇だ。

感情なんて全く出さない。

何を考えてるのかわからない
絶対に笑ったりしない
いつもの〇〇だ。


臣)……
〇)……
臣)なん…で…
〇)……
臣)なんで…あいつなの…?
〇)……
臣)……
〇)……


わかってる。
どうせ答えなんて返ってこない。


臣)なぁ…
〇)……
臣)なんで……
〇)……
臣)なんであいつなんだよ…っ!!
〇)……


俺の言葉なんて届いてないんだ。


俺は立ち上がって
〇〇の肩を掴んだ。


臣)こっち見ろよ!!
〇)…っ
臣)答えろよ、なんであいつなんだよ!!
〇)……
臣)あんな…最低な奴…どうして…っ
〇)……


〇〇が俺を見上げた。


〇)なんのこと…?
臣)…っ
〇)……
臣)何だよそれ…
〇)……
臣)片岡のことに決まってんだろ…
〇)…何のことかわからないわ。
臣)…っ
〇)帰って。
臣)!!!


今更…何だよそれ…


臣)何のことかわからないって…?
〇)……
臣)昨日あいつと何してたんだよ。
〇)……
臣)ここで…このソファーで…
〇)……
臣)何してたんだよ!!
〇)……
臣)…っ
〇)あなたには関係ないわ。
臣)!!!


冷たく突き放すような言い方…

関係ない…?

俺には関係ない??


〇)早く帰って。
臣)…っ
〇)今日は窓ガラス割らないでね?
臣)……


俺を見ずにそう言うと
また背を向けてデスクに向かった。


臣)……〇〇…
〇)……
臣)〇〇……
〇)……
臣)もっと…自分を大事にしろよ…
〇)……
臣)なんで…
〇)……
臣)なんであいつなんだよ!
〇)……


何も…言わない……


臣)あんな奴…いなくなればいい…
〇)…っ
臣)クビになればいい。
〇)!!!


〇〇が振り返って立ちあがった。


〇)…っ


強い瞳で俺のことをしっかり見てる。
こんな表情初めてだ。


臣)教頭のくせに不倫してる。
〇)…っ
臣)そんなんバレたら即行クビだろ。
〇)やめて!!!!
臣)…っ
〇)……
臣)あいつ…保健医ともデキてるよ?
〇)……
臣)……
〇)それが何?
臣)…っ
〇)……
臣)知ってて…?
〇)この学校の教師で…
  彼に抱かれたことない女なんていないわ。
臣)……
〇)……
臣)は…??
〇)……


何…言ってんだ…?
意味が…わかんねぇ……


臣)他にも…手…出してるって…こと?
〇)……
臣)なんで…
〇)……
臣)なんでそんな男がいいんだよ!
〇)……
臣)〇〇以外にも平気でそういうことしてんだぞ?!
〇)……
臣)…っ
〇)……いいの。
臣)……は!?
〇)彼が誰を抱いてようが構わない。
臣)…っ
〇)特別なのは私だけだから。
臣)何……言ってんだよ……
〇)彼にとって特別なのは私だけ。
  だからいいの。
臣)…よく……ねぇだろ……
〇)……
臣)結婚してんだろ?奥さんいんだろ?
〇)……奥さんだけじゃ…ないわ。
臣)は…?
〇)子供も…出来たんですって…
臣)…っ
〇)もうすぐ…生まれるそうよ。
臣)……


そんなの…

そんなの…


臣)なおさら最低じゃねぇかよ。
〇)……
臣)奥さんもいて子供もいて…
  なのに学校では節操なしに女に手を出してる?
  聞いたことねぇよそんなの!!
〇)……
臣)なんでそんな男にしがみついてんだよ!!
〇)好きなのっっ!!!
臣)…っ
〇)好きなのよ!!!
臣)……


〇〇が…初めて大きな声を出した。

俺の前で…
こんな感情をあらわにするなんて…

初めてだ。


〇)放っておいて!!
  広臣には関係ないでしょ!!
臣)関係あるよ!!
〇)…っ


俺は思わず〇〇の肩を掴んだ。


臣)俺は…〇〇が好きだって…
  好きだって…言ってんじゃん……
〇)…嫌いになったでしょ?
臣)…っ
〇)私は汚い女なの。
臣)……


ああ…そうだ……

いつかのあの夜も
貴女は俺にそう言った。


臣)…っ


あの言葉が…
こんな意味だったなんて……


臣)嫌いに……
〇)……
臣)……嫌いになんか……
〇)……
臣)なれ…ねぇんだよ…っ
〇)…っ


嫌いになれたら
どんなにラクだったろう…

貴女のあんな姿を見て…
簡単に嫌いになれたなら…どんなに…


臣)……好きなんだよ……っ
〇)……
臣)こんなに…好きなのに…
〇)……
臣)…嫌いになんか…
  なるわけ……ねぇだろ…っ
〇)…っ


また涙がにじんできて…
俺は思わず〇〇を抱きしめた。


臣)……
〇)広臣は……馬鹿ね……
臣)…っ
〇)…本当に……
臣)……
〇)嫌いに…なってよ…
臣)…っ
〇)私のことなんて…早く……
臣)……
〇)私は…汚いの。最低なの。
臣)……
〇)平気で不倫してるような女なのよ。
臣)……


本当に…そうなんだろうか…

腕の中で淡々とそう語る〇〇。

でも…俺はどうしても…
信じたくない。


臣)〇〇……


柔らかな頬に触れて
その瞳をのぞけば

貴女は真っ直ぐに俺を見つめ返した。


〇)ふふ……
臣)…っ
〇)そんな瞳で…見ないで…
臣)……
〇)……
臣)……
〇)……
臣)そんな…顔じゃない。
〇)え……?
臣)……


そんな力のないような笑いじゃなくて…


臣)どうしたら…
  昨日みたいに…笑ってくれる?
〇)……っ
臣)…あんな…無邪気に…、幸せそうに…
〇)……
臣)嬉しそうな…笑顔…
〇)……
臣)どうしたら…俺に見せてくれる?
〇)……
臣)……
〇)感情なんて…もう捨てたのよ…
臣)…っ
〇)あの人の前以外では…
  そんなもの…必要ないから……
臣)…っ


必要…ない?

何を…言ってるんだ…?


臣)なんで…
〇)……
臣)そんなわけないだろ…
〇)……
臣)俺は…ちゃんと〇〇の感情が見たい。
〇)……
臣)笑った顔が…見たいよ…っ
〇)……
臣)捨てたりすんなよ!!!
〇)…っ


ギュッ……


俺はもう一度〇〇を抱きしめた。


臣)……
〇)……
臣)不倫なんて…もうやめろよ…
〇)……
臣)貴女には似合わない。
〇)…っ
臣)やめろよ、もう…
〇)……
臣)……
〇)やめない。
臣)…っ
〇)やめないわ。
臣)…どう…して…っ


〇〇が真っ直ぐに俺を見た。


〇)私は彼が好きなの。
臣)…っ
〇)愛してるの!!!
臣)…っ
〇)こんなに好きなの!!!
臣)でも不倫だろ!!
〇)関係ないわ!!!
臣)あるだろ!!!
〇)…っ
臣)あいつは最低だ……
〇)…彼を…悪く言わないで……
臣)最低だろ!!!
〇)やめてっっ!!!
臣)…っ


どうして…
そんなにあいつを……


臣)〇〇のことは話さないよ。
〇)…っ
臣)でも…あいつがしてることは
  全部バラす。
〇)!!!!
臣)あいつが教頭なんて…教師なんて…
  おかしい。
〇)やめて!!!!
臣)…っ


〇〇が俺の腕を掴んできた。


〇)やめて!!お願い、やめてっ!!!
臣)…っ
〇)私はどうでもいい!
  どうなっても…何をされても…っ
臣)…っ
〇)でも彼には何もしないで!!!
臣)…っ


初めて見る
感情をむき出しにする貴女が

全部全部…あいつのためだなんて…


〇)私はクビになったっていい…
臣)……
〇)でも彼には未来があるの。
臣)〇〇にだってあるだろ!!!
〇)…っ
臣)……
〇)…私には…ないわ。
臣)…っ
〇)私なんてどうでもいいの。
  だから…彼にだけは…何もしないで…
臣)……
〇)お願い…っ


すがるように俺の腕を掴む〇〇。


なんでそんな…

何もかも…自分の未来までも…
全てあいつに捧げるような…

どうしてそこまでして…あいつを…


臣)目を…覚ませよ……
〇)…っ
臣)こんなの…おかしいよ…
〇)おかしくないっ!!
臣)…っ
〇)好きなの!!!
臣)…っ
〇)彼が好きなのっ!!!


貴女の頬を
涙が一筋…伝って落ちた。

貴女がこぼす涙も
貴女が叫ぶ言葉も

その全てが…あいつのため……


臣)じゃあ…貴女は幸せなの?
〇)……
臣)今…、幸せなの?
〇)……


公園で一人で泣いてる。
寂しそうに夜空を見上げながら。

あんな奴と…不倫なんかしてて
幸せなわけがない。


〇)幸せ…よ……
臣)嘘だ!!!
〇)…っ
臣)目を覚ませよ!!
〇)…っ


ガタン。


臣)これ、何だよ。
〇)…っ


箱の中には…たくさんのオモチャ。


臣)こんなオモチャなんかで
  好きなようにされて…
〇)…っ
臣)あんな奴に好きなようにされて…
〇)……
臣)本当に幸せなのかよ!
〇)幸せよっ!!!
臣)…っ


泣きながらも
貴女はそう叫んだ。


〇)だって私は…あの人の奴隷なの…
臣)…っ
〇)だから…
臣)何だよそれ…
〇)……
臣)……
〇)あの人が好きなの。
臣)…っ
〇)だから…私はこれで幸せなの。
臣)……
〇)私から幸せを奪わないで。
臣)…っ
〇)……
臣)じゃあどうして泣いてるんだよ…
〇)……
臣)公園でどうして…
  どうして一人で…
〇)…もう…放っておいて……
臣)……
〇)お願いだから…そっとしておいて…
臣)放ってなんかおけないよ…
〇)……
臣)……
〇)……
臣)今日…あいつの家に行くんだろ?
〇)…っ
臣)…また…、あいつに抱かれるの?
〇)……
臣)行くなよ……
〇)……


俺は〇〇の手を掴んだ。


臣)行くなよ、頼むから……
〇)……
臣)……
〇)離し…て……
臣)……離さない。
〇)離して……
臣)離さない。
〇)……
臣)……
〇)……
臣)行くな。
〇)……
臣)もうあいつのところには行くな。
〇)……
臣)……
〇)離し…て……


引き止めた俺の手を
〇〇は力なくほどいて…

そのまま部屋を出ていった。


臣)……っ


どうして……


臣)っく……!!


ガシャーーン!!


臣)はぁ…っ、はぁ……


俺は箱を蹴り飛ばした。


臣)……っ


どうして貴女は
あんな男を選ぶんだろう…

どうして俺には
貴女を引き止める力がないんだろう…


臣)…っ


無力な自分が…心底嫌になる……


このソファーも…
この部屋も…

全部全部…ぶっ壊してやりたい。

何もかも…何もかも…

全部…全部…っ



抱きしめていた〇〇の感覚が消えない。
俺の腕をすり抜けていった
〇〇の感覚が。


臣)は…ぁ…っ


部屋を出て
一人で虚ろに歩いていると

階段の手前で誰かに呼び止められた。


❀)登坂くんっ///
臣)……


振り返ると
何度か目にした赤い顔…


❀)あ、あの…っ///
臣)……
❀)今…いーい?///
臣)……


むしゃくしゃする…


❀)私…ね?///


何もかも…もうどうでもいいんだ。


❀)隆二くんには…
  諦めた方がいいって…
  そう言われたんだけど……


何もかも…壊れればいい。


❀)やっぱりどうしても…
  諦められなくて…


全部全部…壊したい…


❀)登坂くんが…好きなの///
臣)……
❀)私…なんでもするよ?
  なんでも…するから…だから…
臣)……
❀)彼女に…してくれませんか?///
臣)……


好きって…
こんな俺が…?


❀)登坂くん…///


こんな俺の…何が好きなんだよ…

馬鹿馬鹿しい…


臣)お前に興味ない…
❀)…っ


俺がそのまま階段を上ろうとすると
後ろから抱きつかれた。


❀)行かないでっっ///
臣)…っ
❀)ねぇ…お願い…


俺の手を引いて
階段の裏まで連れて行った。


臣)何……
❀)……///
臣)……
❀)何でも…するから…///


そう言ってネクタイを外して
制服のボタンをゆっくり外していく。


臣)何でもって…こういうこと?
❀)……///
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