Love Addict
Love Addict
完結
お礼5
発行者:新菜
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ジャンル:恋愛
シリーズ:LOVEシリーズ

公開開始日:2016/01/30
最終更新日:---

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  • お礼1
Love Addict 第11章 ー保健室の秘密ー
それから無理矢理2限授業を受けて
待ちに待った放課後。

俺が英語準備室に向かって走ってると
大きな声で呼び止められた。


直)こらっっ!!!!


振り返ると…


臣)あ……


教頭だ。


直)廊下を走るな!
臣)……すいませーん。
直)なんだその態度は!
臣)……
直)登坂…か。


俺の名札を見やがった。


直)誰かにぶつかったら危ないだろ!
臣)……


偉そうに。
前からいけすかないと思ってたけど…


直)落ち着きがない奴は
  ろくな大人にならないぞ。
臣)……


お前に言われたくねーよ。


直)聞いてるのか!登坂!!
臣)うる…っ
〇)片岡先生。
臣)…っ


思わずうるせぇなって言いそうになったのを
遮るように
〇〇が間に入った。


直)ああ、〇〇先生。
〇)放課後、資料の整理を
  登坂君にお願いしていたんです。
  もういいですか?
直)…っ
〇)反省してるみたいですし。
直)〇〇先生が…そう言うなら。
臣)……


何ドヤってんだよ!
ムカつくおっさんだな!!


直)今後気をつけるように。
臣)……


けっ!!


胡散臭いドヤ顔が消えたところで振り返ると
〇〇がいなくなってた。


臣)え!!!


俺はすぐに準備室のドアを開けた。


臣)置いてくなよ…w
〇)何の用?
臣)何の用って…
  資料の整理?
〇)…そんなのお願いした覚えないけど。
臣)……
〇)……
臣)会いに来ただけ。
〇)帰って。
臣)帰んないよ。
〇)……


俺がソファーに座ると
呆れたように〇〇がお茶を出してくれた。


臣)さっきはありがと。
〇)…どうしてつかまってたの?
臣)廊下走ったから。
〇)そんなことで?
臣)あいついちいちうるせぇんだよ。
〇)……
臣)……
〇)どうして走ってたの?
臣)早く〇〇に会いたいから。
〇)……
臣)……
〇)バカね……


〇〇が隣に座った。

昨日ここで抱いたばかりだから
距離が近くなっただけで
少し胸がうるさくなる。


臣)あいつ…めっちゃ嫌われてるよ。
〇)え…?
臣)片岡。
〇)こら、片岡先生でしょ。
臣)なんかいつもうさんくせぇし…
  あの年で教頭とかおかしいじゃん。
〇)……
臣)なんか気に入らねぇ…


どうせ外面だけ良くて
裏では汚ぇことしてんだろ。

保健室で調子こいてたみたいに。


〇)片岡先生は…すごい方なのよ?
臣)は…?
〇)あの若さで教頭になったのは
  片岡先生の努力よ。
臣)そうかな…
〇)…っ
臣)そんな感じしねぇけど…
〇)……
臣)どうせペコペコ媚び売って
  ずる賢く出世したんだろ。
〇)……あら…
臣)…なんだよ……
〇)生徒も意外と…
  …教師のこと見てるのね。
臣)……
〇)……
臣)ぶっ、なんだよそれw
〇)ふふ…
臣)じゃあやっぱあいつはそういう奴なんじゃん。
〇)…違うわよ……
臣)……
〇)片岡先生は…
  本当にすごい人なの…
臣)……


その「すごい人」は
保健室で昼間っから女と
やることやってんだぞって言ってやりたい。

でもぶっちゃけ片岡とかどうでもいい。

せっかく二人でいれる時間に
あいつの話なんかしてんのが勿体無い。


臣)そーいえばさ。
〇)…なぁに?
臣)俺、今日の英語の小テスト、満点だった。
〇)うそ……
臣)すげーだろw
〇)……うん。
臣)へへっ
〇)勉強…したの?
臣)してるよ。
〇)英語…?
臣)だけね。
〇)だけって…、ふふ…
臣)このまま行けば本番も満点だなー♪
〇)応援してるわ。
臣)おうw


少し静かになって…
ふと〇〇と…目が合った。


臣)……
〇)……


そろそろ俺に…笑ってくれないかな…

〇〇の…笑った顔が見てみたい。


どうしたら…
笑ってくれるだろう。


臣)モノマネとか…見たりする?
〇)TVは見ないわ。
臣)何も?
〇)何も。
臣)……


マジかよ…
じゃあダメじゃん。

俺の唯一の特技だったのに。


臣)あ!!じゃあ…
〇)……?


この間、隆二に教えてもらった手品!!

やってみたことないけど…


臣)見てて!!
〇)……?


ネクタイを外して手首に巻いた。


臣)今こうなってるでしょ?
〇)うん…
臣)これが…こうすると…
〇)……


確か…ここをひねって…


臣)……あれ?!
〇)……
臣)おっかしいな…
〇)……
臣)もう一回!!
〇)……
臣)ここを…こうして、いくよ?
〇)うん。
臣)…っ、あれ!??


全然できない。

もっと隆二に教えてもらっとけば良かった。


臣)……ごめん。
〇)ふふ…、なぁに?今の。
臣)手品…の失敗例。
〇)ふふふ…
臣)…っ


笑った…??
違うか…

でも…すごく柔らかい表情。


〇)ありがとう…
臣)え?
〇)面白かったわ。
臣)失敗例が?w
〇)うん。
臣)くそーーーー//
〇)ふふ…
臣)出直すわ。
〇)楽しみにしてるわ。
臣)よしっ。


絶対成功させて
いつか〇〇を笑わせるんだ。


〇)ああ、そうだ。
  明日も…来るつもり?
臣)もちろん。
〇)明日は職員会議があるから
  いないわよ?
臣)何時まで?
〇)……
臣)……
〇)待ってないで帰って勉強しなさい。
臣)……


俺の魂胆なんて見え見えかよ…


臣)わかったよ。
〇)……
臣)じゃあ…昼来るから。
〇)……困った子ね。
臣)…っ
〇)……
臣)困った子って…なんだよ。
〇)……
臣)子供扱い…すんなよ…
〇)子供…でしょう?
臣)違う!!!
〇)……
臣)俺は…っ
〇)……


子供なのはわかってる。
わかってるけど…

貴女が好きなんだ。

この気持ちは…本物なのに。
誰にも…負けないのに。


コンコン。


〇)!!!!


ドアをノックする音に
〇〇がすぐさま反応した。
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