Love Addict
Love Addict
完結
お礼5
発行者:新菜
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:LOVEシリーズ

公開開始日:2016/01/30
最終更新日:---

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Love Addict 第5章 ー優しくしないでー
次の日の放課後も俺は
英語準備室へ。


臣)あれ…窓が閉まってる。


ドンドン。


窓を叩くと
〇〇がすぐに開けてくれた。


〇)またこっちから来たの?
臣)うん。珍しく閉めてたんだ?
〇)……
臣)お邪魔しまーす。


中に入っていつもの定位置へ。

弾力のある大きめのソファーが俺のお気に入り。


臣)あ〜疲れた。
〇)……
臣)今日の体育サッカーでさ、
  すげぇ本気出したから疲れたよ。
〇)……
臣)どうしたの?
〇)…あ…っ
臣)??


〇〇は慌てたように
俺に背中を向けて
お茶の準備を始めた。


臣)何かあった?
〇)…何も…?
臣)……
〇)登坂くん…
  たまには…廊下から来れば?
臣)毎日来るのに廊下からだと
  誰に見られるかわかんないじゃん。
〇)……
臣)変な噂立ったら嫌でしょ?
〇)……そんなこと考えてくれてたの?
臣)だって…
〇)……
臣)俺は気にしないのに
  「教師」と「生徒」だからって
  すげぇ気にしてるじゃん。
〇)……
臣)だから。
〇)……


コトン。


〇〇が俺の前にお茶を置いた。


〇)私は何言われてもいいけど
  登坂くんはダメ。
臣)……
〇)こんな英語教師と変な噂が立ったら
  申し訳ないから。
臣)なんだよそれ。
〇)……
臣)俺はいいんだよ。
〇)……
臣)俺は気にしてないんだから。
〇)……
臣)気にしてるのは〇〇だろ?
〇)……


俺が名前を呼ぶと
そっぽを向いた。

「学校」というテリトリーでは
どんな時でも名前で呼ぶことを許してくれない。


臣)先生。
〇)……
臣)なんで英語の教師になったの?
〇)……


俺が普通の質問をすると
自分の分のお茶を入れて
俺の隣に座ってくれた。


〇)理由は…もう忘れちゃった。
臣)……
〇)登坂くんは…英語好き?
臣)大っ嫌い。
〇)ふふ…
臣)つーか勉強なんか嫌いだよ。
〇)将来役に立つのに…
臣)……
〇)……
臣)じゃあ英語だけでもやろうかな…
〇)ふふ…素直ね。
臣)……//


そう指摘されて
少しだけ恥ずかしくなる。


臣)先生の言葉は…
  自然と心に入ってくるから。
〇)すごく良い生徒ね。
臣)違うって。
  「先生」じゃなくて〇〇の言葉は、って意味。
〇)……
臣)……


〇〇は黙ってお茶を一口飲んだ。


臣)先生は…あの辺に住んでんの?
〇)え…?
臣)あの…公園の近く…
〇)……


〇〇の顔を覗き込むと
目を逸らされた。


〇)近くはないわ。
臣)え、そうなの?
〇)……
臣)じゃあ…なんであんな時間に…
  あんなところに…
〇)……


家が近いんだと思ってた。

そうじゃないなら
どうしてあの公園まで来て
ベンチに一人、座ってるんだろう。


臣)……
〇)…帰り道なの。
臣)帰り道??
〇)そう。
臣)どこの??
〇)……
臣)……


それ以上は教えてくれなくて
俺もなぜだか聞けなくて…


〇)ほら、そろそろ帰って勉強しなさい。
臣)……


まただ。
〇〇はすぐこうやって
先生らしいことを言って俺を遠ざける。
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