ふたりの彼。玩具の私
第1章 ふたりの彼。玩具の私
あそこからの雫が、ポタッ ポタッとカーペットを濡らし染みを作ると、大きな窓のカーテンが開かれ、まばゆい光の街が広がった。
「キレイ」
駆け寄ったミィナは窓に手をつき、その光景を見つめた。遠くに二本の大きな塔が立っていて、そのイルミネーションが空を貫いていた…。
「気に入ってくれたね。この夜景。評判なんだ…」
「でも、君の方がもっと。キレイだよ…」
鏡のようになった窓の中から見つめられてるミィナは、ふたりがスーツを脱ぎ始めるのを見ていた。全部脱いでしまった彼らのあそこは、大きくそそり立っていた。
『ぁあん』
「あなたのしもべに」
「なんなりと、ご命令を」
ふたりは胸に手を当て、彼女の後ろでひざまずいた。
「あはっ。女王様って、そんなこと言われてもぉ。何言っていいかわからないわ~」
「あなたがしたいことを望めば」
「あなたが、されたいことは?」
ふたりはそのままの姿勢で、頭を垂れ、手を差しのべた。
「そうやって、また言わせる気でしょ? ずるぃんだからぁ~ ずるぃずるぃ~」
「しかし、言っていただけないと」
「このまま動けません」
手がさらにミィナの方に伸びた。
「もぅ~ いけないナイト様たちねぇ。私は、ユタカが好きです。大好きだから…」
ミィナは、彼らの手を握り、
「身も心も捧げます…」
と、男たちの手にキスをした。
「はい」
「はい」
ユタカたちが返事をすると、ミィナは着てる服を脱ぎ始めた…。
背中のジッパーにもたつくと、一人がが下げてくれて、もう一人は、服を持ちスルスルすとんっと落としてしまった。編み上げ紐がデザインされたコルセットにも見える、カップの無いオープンビスチェは、ミィナの胸を、かたち良く露出させ、紐の合間に肌が見え、とても艶かしく…。ガーターベルトは、複雑で、扇情的な柄の編みタイツを支え、ショーツを履いていない淡い毛の下の割れ目から蜜を光らせていた…。
「忘れれさせないで。
あなたを…。
私は、ずっと、ずっと前から、あなただけの物。
あなたは、私だけの、ユタカ…」
ミィナはふたりを手招きし、こっちへ来てと誘うと、バルコニーに通じる窓を開けた。心地良い風が吹くと、レースのカーテンがバタバタ揺れ、ミィナの体にかかると、彼女の体のラインを浮き上がらせた…。
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