ふたりの彼。玩具の私
第1章 ふたりの彼。玩具の私
それからと言うもの、あそこと、口には必ず二本の肉棒を咥えさせられ…。
触ってもらえない胸に、
『もう一人居たらキスしてもらえるかな?
もう一人居たら…?
えぇー! 私ったらなに考えてるの!』
ふぃに顔をブルブル振ってしまい、自分のおかしな行動にニヤついた彼らと目が合ってしまった…。
「なに考えてたの?」
「教えなさい」
「なんでもないです…」
「本当?」
「うそ臭いなぁ」
『ダメ!』
私は逃げようとした。
「ほーら、お仕置きぃー」
「僕はこっちのスイッチで。うふふふふ」
「そーいうことしに来たんじゃないの真剣に…ぁん」
小声で囁き合う三人。
でも、すぐに力が抜けストンと腰を落としてしまった…。
二人のユタカは、とりあえず別人に見えるよう、まったく違う服装で座っていて、
「してみたかったんだ」と、
エスカレートする行為はネット通販でプレイグッズを買い、今の今。私にあてがわれている…。
『だめ…あふぅ』
思わず声が漏れる。
胸の先に2箇所… 下腹部に2ヶ所。
専用のかっこ悪いブラとショーツに仕込まれた遠隔操作できるローターが、小刻みで激しい振動を走らせている…。
『んんん おかしくなるぅー んあぁぁああ』
床に転げ落ちそうなくらい刺激を与えられ、やめて、やめてと懇願していた…。
ここは、図書館。静かに皆がそれぞれの時間を過ごす場所…。
私は刺激を与えられたまま男子トイレに行けと命じられ、
時間をずらしてついて来る一人ずつ招き入れた…。
大きな個室トイレ…。
『こんなことしてる場合じゃないよぉー』
『これは事象。そして、いつか消えるならそれまでは、君は僕の…』
『僕らの玩具』
そして、3人はこの密室で溶け合っていった…。
ふたりのユタカは、SF映画に出てくるコピーロボットか、クローンのように能力がまったく同じ。片方が執筆に励むと、片方は雑用をこなし料理の腕を益々上げ、片方が悩むと相談しあい、小説の続きを紡いでいくという、夢のような数日を過ごした。だけど、このままではいけないと誰もが考えはじめていた…。
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