性のオモチャ
性のオモチャ
完結
お礼3
発行者:新菜
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2016/01/03
最終更新日:---

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性のオモチャ 第14章 黒くなっていく心
❀)お帰り〜〜♡♡
〇)……
❀)あ、美味しそう!
  一口ちょうだぁい♡
〇)……どうぞ。
❀)えへへーありがとう♡


あたしのカクテルを
美味しそうに一口飲む彼女。

やわらかそうな赤い唇…

臣さんと何度も何度も…キスしてた…
その唇…


❀)これ美味しいねっ♡
  私も次これにするーー♡
臣)よ、お待たせ。
❀)あっ、臣ぃっ!!


臣さんが後ろから
彼女の頭をポンと叩くと
彼女は嬉しそうに臣さんの腕に絡みついた。


❀)もう、遅いよぉ〜〜
臣)わりわりw
❀)一人で寂しいから
  〇〇ちゃんに付き合ってもらってたの♡
臣)え?


やっと臣さんがあたしを見た。


臣)……
❀)この間一瞬会ったんだけど覚えてる?
臣)……さぁ?
  初めまして。
〇)……
❀)だから初めましてじゃないんだってばぁ!
臣)ああ、悪いw
❀)〇〇ちゃんていうの♡
臣)……


「お前…そんな名前だったんだw」

臣さんがボソッと言った。

そうだよね…
あたしの名前も知らないんだよね…
興味ないからいらないって言われてたし…


❀)お友達になったの♡
臣)へぇw
❀)ね、臣は何飲むー?
臣)いいよ、自分で取ってくる。
❀)いいよ、私もおかわりしたいから持ってくる♡
臣)じゃあレモンサワー。
❀)はぁい♡待っててね♡


そう言って彼女はいなくなった。


臣)お友達ねぇ…ww


くすくす笑ってる。


臣)今日も来てたんだ。
〇)……
臣)俺とヤリたかった?w
〇)……
臣)なんちゃってw


さっきまで
最低って思ってたのに
やっぱり顔を見ると一気に引き戻される。

あたしはこの人が
好きで好きで仕方ない。

あんな可愛い彼女を
平気で裏切る最低な男なのに…


臣)今日はダメだから。
〇)わかってます。
臣)……


今日は…あの人を抱くんでしょう?
わかってる…
そんなこと…


〇)可愛い…人ですね…ほんと…
臣)うん。
〇)……
臣)俺がメロメロになんのもわかるー?w
〇)……


最低なことしてるくせに
どうしてそんな風に笑えるの?


〇)あたしとのこと知ったら
  ❀❀さん…どうなりますかね。
臣)……
〇)……
臣)…は?
〇)…あんなに無邪気に
  臣さんのこと好きって言ってるけど…
  本当のこと…知ったら…
臣)……ぶっ殺されてぇのかてめぇ…
〇)…っ


臣さんの目がいきなり真剣になった。


臣)あいつを傷つける奴は…許さない。
〇)…っ


傷つけるようなことしてるのは
自分のくせに…
そんなこと…言うの?


❀)はい、臣、お待たせ〜♡
臣)なぁ…
❀)え?…きゃっ、ちょっと何//
臣)もうホテル行こ♡
❀)え…、何言って…//
臣)おーねーがーいー
❀)////


後ろから彼女を優しく抱きしめて
甘えた声を出す臣さん。


❀)ちょっと、〇〇ちゃんもいるのに
  やめてよっ、恥ずかしい//
臣)いいじゃん…
  そんなん関係ねぇし
❀)お友達になったんだってば!
臣)俺のお友達じゃねぇし。
❀)もう!!


❀❀さんが
気まずそうにあたしを見た。


❀)ごめんね、ほんとはこんな人じゃないの//
臣)こんな人ってなんだよw
❀)もう重いよぉっ、離してぇ
臣)やーだね。
  早くホテル行こ♡
❀)わかったから//
臣)やったぁぁww
❀)////


そんな無邪気に笑ったりするんだ…


❀)えっと…じゃあ…//
  〇〇ちゃん、またね?//
〇)……はい。


あたしが立ち尽くしてると
臣さんが❀❀さんに気付かれないように振り返って
あたしの頭を撫でた。


臣(またな。)


そう言ってニヤッと笑うと
彼女の肩を抱いて店を出ていった。


〇)……


もう…気持ちが追いつかない…
わけがわかんない…

なんなの?

なんなの?これ…



お友達ってなに?
お友達なんか…なれるわけない!!

あなたの彼氏は
あたしと散々ヤッてるんです!!

何も知らないで
バカみたい!!

バカみたい!!!!


なんで…そんなに優しいの?
そんなに可愛いの?
そんなに幸せそうなの?

憎い…憎い…憎い…

あなたなんかいなければいいのに
消えてしまえばいいのに!!!



ぶっ殺すって何?
殺すなら殺せばいい。

あたしのこと好きなようにオモチャにして
都合よく使って
最後には「ぶっ殺す」?
何それ…

最低!!

最低!!!!

あんな可愛い彼女がいるくせに
あんな男、最低!!


なのに…最後…
「またな」って……

そんな言葉に喜んでる自分に
一番腹が立つ。


好き。

好き。

気が狂いそう。


こんな思いをしても
まだ臣さんを好きな自分も

❀❀さんはあんな良い人なのに
傷つけばいいのにと願った自分も

全部全部嫌い…

嫌い!!!!!


もう…嫌!!

何もかも嫌!!

こんな自分が何より嫌!!!


もう心が苦しい…

真っ黒で苦しい…

壊れそうだよ…


誰か…

助けて…っ


泣きながら店を出て
フラフラのあたしを抱きとめてくれたのは…
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