性のオモチャ
性のオモチャ
完結
お礼3
発行者:新菜
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2016/01/03
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
性のオモチャ 第14章 黒くなっていく心
次の日もあたしはいつものクラブへ。

臣さんからの連絡なんてないけど
今日はお酒をたくさん飲みたい気分だった…


一人でカクテルを飲んでると
また男が近寄ってくる。


男)ねぇ、一人?
〇)……
男)一杯ごちそうするよ。
男)俺も俺も〜w
〇)……


下心が見え見え。


〇)いらない。
男)……ふーん…


そう言ってお尻を触ってきた。


〇)何すんの!
男)寂しそうにしてるから
  ちょっと相手してやろうと
  思っただけだろw
男)お前、ずりーじゃんw
男)俺も触りてぇ。
〇)離して!!
男)なぁ、手っ取り早く
  トイレでどう?w
男)それいいねぇw
〇)…っ!!!


こんな…三人も…
どうしよう…逃げれない…


男)ほら、行こうぜぇ?w

❀)あっち行って!!!


誰かがあたしを抱きしめた。


❀)何なのあなた達!
  出禁になりたい?
  警察呼びましょうか?
男)…っ
男)めんどくせ…
男)……行こうぜ。


男たちは逃げるように
違うテーブルに行った。


❀)………は…ぁっ
〇)……
❀)大丈夫…だった?
〇)……


この人…っ
臣さんの彼女だ……


❀)やだ…よね、あーゆー人たちっ
〇)……


そう言いながら…震えてる。
怖かったのかな…

怖かったのに…助けてくれたの?


あたしを抱きしめてくれる
やわらかい腕…
また…お花のイイ香り…

震えながら…どうしてあたしなんか…


❀)ねぇ…私のこと…覚えてる?
〇)……はい。
❀)良かったぁぁ♡
〇)……


すごく可愛い笑顔…


❀)この間の子だぁって思ってね?
  声かけようと思ったら
  あの人たちが来て…
〇)……
❀)いなくなって良かったぁ…
〇)…ありがとうございました…
❀)ううん!!


笑ってるけど…まだ少し震えてる…

守りたくなるような…
華奢な身体…


「俺が…助けてやるとでも思った?
 あれぐらい自分でどうにかしろよ。」

臣さんの言葉を思い出した。


あれはきっと…
この人がそういう人だからだ。

ちゃんと自分でどうにか出来る人…
怖いくせに
あたしのこと助けてくれるくらい…
強くて優しい人。


❀)ね、少し一緒に飲まない?
〇)……
❀)あ、私ね、❀❀っていうの。
  えっと…
〇)あたしは…〇〇です。
❀)〇〇ちゃんっ、よろしくね♡
〇)……


無邪気に笑って
あたしの腕を可愛く掴んだ。


❀)私…本当は…
  こういうところ苦手で…
〇)そう…なんですか…
❀)あ、そういえば…
  この間は、彼氏がごめんね?
〇)……え?
❀)なんか…感じ悪かったでしょ?
〇)……
❀)あ、一緒にいたの、彼氏なんだけど…
〇)……
❀)なんかやなカンジだったから
  ごめんね?
〇)……
❀)でもね、ほんとはあんな人じゃないの!
〇)……
❀)ほんとはすっごく優しいの!
  あの時は…なんだろう?
  機嫌悪かったのかなぁ?
  そんなのも珍しいけど…
〇)……
❀)だから…えっと、
  私に免じて許してね♡
  なんちゃって…//
〇)……はい。
❀)良かったぁ♡


ほっとした笑顔を見せると
カクテルを一口飲む彼女。


❀)ね、ね、〇ちゃんは
  彼氏とかいるの?
〇)……いません。
❀)そっかぁ……
  私…彼の誕生日がもうすぐなんだけど
  何あげようかすごく迷ってて//
〇)……


誕生日…?

全然知らなかった…

だってあたしには何も教えてくれない…
名前だけ嫌々教えてくれただけ…
それ以外のことは…何も知らない。

そうか…
彼女だもんね…
知ってて当たり前だよね。


❀)絶対喜んでほしいから
  いろいろ考えてるの♡
  えへへへ//
〇)幸せ…そうですね…
❀)うんっ♡幸せだよぉ♡
  私ね、彼のことがほんとに大好きなんだ♡♡
  …って恥ずかしいな///
  ごめんね?わーんっ///
〇)……


そう言って赤く染まる頬を
両手で隠す彼女。


幸せだって言えて
幸せそうに笑えて
「大好き」って言葉を…気持ちを…
口に出すことが許される人…


〇)どこが…好きなんですか…?


あんな人…


❀)ええ〜〜〜///


あなたみたいな
素敵な彼女がいるのに
あんなことしてる最低な男。


❀)全部…好きかなぁ///
〇)……


全部って…
何も…知らないくせに…


❀)えっと…〇〇ちゃんは
  ちょっとイメージ良くないかも
  しれないけど…
  本当にね?
  すっごく優しいの♡♡


それは…あなたにだけでしょ?

あの人が裏でどんなことしてるか
何も知らないくせに…


❀)あとはぁ…


あたしとどんなことしてるか
何も知らないくせに…


❀)いっぱい愛してくれるところかなぁ///
  えへへへ♡♡


なんの嫌味もなく
ただ嬉しそうにそう話す彼女。

その大好きな彼が
昨日あたしと何してたか
知りたいですか?

昨日ここで…あたしと…


❀)なんか恥ずかしいから
  この話もう終わり〜///


昨日だけじゃない。
いつもいつも
あたしとどんなことしてるか…


❀)あ〜あ…プレゼント悩むなぁ……


あなたには出来ないようなことを
全部あたしにして
あたしに感じてる彼のこと…
教えてあげましょうか?


❀)あ、〇〇ちゃん、おかわりはぁ?♡
〇)……じゃあ…持ってきます。
❀)うん♡待ってるね♡
〇)……


空のグラスを持って
あたしはテーブルを離れた。


可愛い人…

何も知らずに
ただ臣さんを想って
幸せそうに笑って…

あたしは…あなたになりたい。

どうしたら…
あたしと入れ替わってくれるの?


男)あ、あそこの子、可愛いじゃんw
男)うっわ、すっげぇイイ女///
男)声かけようぜw


あたしがドリンクを待ってると
隣の男達が騒いでる。
視線の先には…❀❀さんの姿。


男)つーかさ、最近全然ナンパ成功しねぇじゃん。
男)それな。
男)もうさ、無理矢理ヤっちゃわね?
男)え、あの子?ww
男)そう。裏連れてってさ…w
男)暴れたらどうすんだよw
男)男二人に勝てるわけねぇじゃん。
男)やべぇ…想像したら興奮してきたw
男)お前鬼畜…w
男)お前だろ!w


男たちがニヤニヤ笑ってる。

あたしはドリンクを受け取ったまま
その場に立ってた。

あの人のこと…襲うの?

あんなに可愛くて純粋な
幸せそうな人。

あんた達がめちゃくちゃにするの?

犯して穢して
もうあんな風に…笑えないくらい…

傷つけてくれるの?


そしたらあの人はどうするだろう…
あんな笑顔で臣さんのことを好きだとか
もう言えなくなるだろうか…


羨マシイ…、憎イ…
羨マシイ…、憎イ…

心がどんどん真っ黒になってく…


あの人は震えながら
あたしを助けてくれたのに

あたしは今
あの人がこいつらに犯されればいいのにって
そんなことを考えてる。


臣さんにあんなに愛されて
優しく抱かれたあの身体が
ズタズタになればいいのにって…

怖い…
自分が怖い…


あたしはグラスを持って
テーブルに戻った。
37
最初 前へ 34353637383940 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ