年上の彼女
第9章 誘惑の魔の手
今日は剛典から連絡が来て
メンバーと飲んでるから◇もおいでよって…
私は剛典に少しでも会いたいから
すぐにお店に向かった。
◇)こんばんは…
直)あ!!来た来た〜〜♡
臣)おおっ
健)◇ちゃん久しぶり〜〜♡
◇)お久しぶりです。
剛典は…
岩)……
ソファーの端っこでむすっとしてる。
どうしたんだろう…
剛典の隣に行こうとすると
臣さんに手を引かれた。
臣)ここ座んなよ♡
◇)え…っ
岩)!!!
剛典が急に立ち上がって
私の肩を抱き寄せた。
岩)お前はこっち。
◇)……
言われた通り
剛典の隣に座った。
直)いや〜〜◇ちゃんごめんね〜?
◇)え…?
直)俺らがさ、岩ちゃんに言ったのよ。
健)◇ちゃん呼べ〜〜ってw
直)岩ちゃんケチだから
嫌だ嫌だって言ってね〜〜
◇)……
剛典…
私が来るの嫌だったの…?
だから…機嫌悪いのかな…
臣)いや〜〜目の保養になるわ〜w
健)間違いない。
直)ほんっと◇ちゃん可愛いよね〜w
◇)やめてください//
臣)いや、ほんとだしw
健)全然年上に見えへんしなぁ。
直)そうそう、ほんと可愛い。
◇)……//
健)年上には見えへんけど
なんかこう、癒しオーラはあんねんよ。
臣)そう!それ!
癒しオーラとあいまって色気が…
直)おいおいw
臣)ww
◇)……//
なんて返事していいのかわからなくて
黙ってると
剛典がテーブルの下で
私の手をぎゅっと握った。
直)岩ちゃんはさっきから
何をふてくされてんのよ。
岩)別に……
直)大好きな彼女が来てくれたんだよー?
岩)……
臣)あ、俺らいるから
イチャつけなくて不機嫌?
健)なんやそれw
子供やんけw
直)あはははw
岩)……
剛典は何も言わずに黙ってる。
◇)(どうしたの…?)
岩)……
◇)……
岩)…っ
チュッ…
◇)!!!
剛典の咄嗟のキスにびっくりして
慌てて3人を見たけど
みんな気付いてない。
◇)(何…するの…//)
岩)(キス。)
◇)(どうして…今…)
岩)(したい時にして何が悪いんだよ。)
なんだろう…
なんか…本当に不機嫌モード。
◇)(ね、今日…うち来れる…?)
岩)(え…?)
◇)(泊まりに…)
岩)(……うん。)
◇)(良かった♡)
岩)(………)
◇)(じゃあ明日は美味しい朝ごはん作るね♡)
岩)(……//)
あ、剛典が少しだけ笑ってくれた。
岩)……ありがと//
◇)ふふ…♡
直)なーんかそこ二人の世界なんだけど〜〜
◇)えっ
健)◇ちゃん俺らの相手もしてよ〜〜
臣)せっかく来てくれたんだからさ〜
直)岩ちゃんとはいつでも
二人でイチャつけるでしょうよw
◇)……//
臣)ってことで、◇ちゃんはこっち。
◇)えっ
グイッ…
臣さんにまた手を引かれて
今度は臣さんと健二郎さんの間に
座らされた。
健)あ〜〜めっちゃええ匂いする♡
臣)エロい匂いw
◇)えっ!なんですかそれ//
臣)んーー?
なんか…女って感じの匂い。
◇)え……
臣)フェロモン?
なんかムラムラするような…
直)臣、エロ…w
健)うん、確かに男を惑わすような匂いやな〜w
臣)でしょ?w
◇)////
なんか…
二人の距離が近くて…
直)岩ちゃんとは仲良くやってる?
◇)あ、はいっ!!
臣)即答w
◇)////
だって…大好きだもん…
臣)なんか妬けるな〜〜
◇)えっ
臣さんが腰に腕を回してきた。
え、え、何…これ…?
健)岩ちゃんより俺の方が
上手いで〜〜?w
臣)何がだよw
健)何がって…ナニが?w
臣)あはははw
健)岩ちゃんよりは長く生きてますから。
直)お前は何のアピールをしとんねんw
今度は健二郎さんが太ももを撫でてきた。
え、え、やだ…
みんな…酔ってるのかな?
剛典の横に戻りたい…
直)岩ちゃんがふてくされて
会話に参加しません。
臣)何ふてくされてんのーー
岩)……
健)こんな可愛え彼女がおるくせに
贅沢もんめ。
あ…
剛典が少し起き上がった。
岩)え、ちょっと。
健)へ?
岩)何触ってんすか。
触んないでください!!!
健)ああ、これ…?
ちょっと膝に手ぇ置いてただけやんw
岩)よけてください!!!
健)……こわ〜〜w
健二郎さんが手をよけてくれた瞬間…
腰に回ってる臣さんの手が
さらにグッと私を抱き寄せた。
◇)(あ…の…)
臣)(んーー?)
◇)(離して…ください…)
臣)(だーめ♡)
だめって…なんで??
臣)(いいじゃん♡岩ちゃん気付いてないよ?)
◇)(…っ)
そういう問題じゃ…
臣)(chu…♡)
◇)!!!!
いきなり耳にキスされて
私は思わず立ち上がった。
直)どうしたの?
◇)…っ///
臣)どうかした?w
◇)///
何…この人…っ
◇)お化粧室…行ってきますっ
私は逃げるようにトイレに駆け込んだ。
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