隣の部屋は可愛い彼女。
隣の部屋は可愛い彼女。
成人向
発行者:ライオン卵
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/26
最終更新日:2010/12/13 21:01

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隣の部屋は可愛い彼女。 第1章 学園のアイドル 相原真琴!
放課後。


「赤井、お前、授業中ずっと相原見てただろ?好きなの?」


前席の谷川が、ニヤけた顔で俺を見る。

ちなみに、こいつは俺の数少ない悪友で、

ただのエロ魔人だ。


「あ? 可愛いから見てただけだろ。 文句あんのか?」

「いや、一般的にそういうのを、好きって言うんだろ。」


面倒なので、「そうかい」と告げて、さっさと帰り支度をする。

そして「一緒に帰ろうぜ」と誘う谷川を振りきり、

下駄箱で靴を履き替える。


野郎同士で帰宅ってやばいだろ?

ま、彼女出来た事ねえけど・・・。


そのまま歩いていると、ふと何かの鳴き声に気付く。


「にゃ~~~にゃ~~~」

猫・・・・・?


俺は、勝手に硬派を気取ってはいるが、猫が大好きだった。

鳴き声がした方を探す・・・・。

居た。

シマシマの虎猫。しかも子猫が。

無性に抱きかかえたい衝動にかられ、注意深く辺りを見廻す。

よしっ、誰も見てないな。

すかさずダッシュする俺。

子猫は逃げずに、そんな俺を見つめ「にゃ~」と一鳴き。

しかし、もうちょっとで捕まえる・・・というところで、逃げられてしまう。

そしてそのまま、体育館の方までトコトコと走って行く。

もちろん俺は後を追いかけるが、なかなか止まってくれず、

捕まえた頃には、体育館裏の方まで来てしまっていた。


既に猫は俺の腕の中・・・。

喉を掻いてやると『ゴロゴロ・・』と嬉しそうに目を細めている。


お腹空いてるかな・・・?

昼のパンの残りがあるが、子猫だからミルクか・・・。


と、思案している俺の目先にある光景が写った。


人気の無い体育館裏で、男の子と女の子が、なにやらモジモジとしている。


!!!!!


思わず、建物を背に隠れる俺―――
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