タイはトロリと甘いマンゴーの味第2話:バツイチ黒豹は飢えていた(無修正版)
タイはトロリと甘いマンゴーの味第2話:バツイチ黒豹は飢えていた(無修正版)
成人向完結アフィリエイトOK
発行者:カドー
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛
シリーズ:タイはトロリと甘いマンゴーの味

公開開始日:2015/12/31
最終更新日:---

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
タイはトロリと甘いマンゴーの味第2話:バツイチ黒豹は飢えていた(無修正版) 第13章 黒豹と二人きりになる
飯は食い終わったし、次にやることはあれだけだ。

だが邪魔者メイのおしゃべりが一向にやまない。

一体いつまでいるつもりか。メイがしゃべり疲れて帰るまで、こっちは待つしかないのか。


イライラしだした頃、メイのケータイが鳴った。

タイ語で何やら話をして、電話を切ると、

「妹(またはお姉さん)が来るから、帰らなくちゃ」

という。

天の助けとはこのことだ。

妹かお姉さんか知らないが、よくぞ、このタイミングで来てくださいました。ありがとうございます!

さあ、これで邪魔者はいなくなった。やっと最後の段階に到達したぞ!


うるさいメイがいなくなると、途端にシンとなる。

オンは、床の鍋や残り物を片づけはじめた。

こっちに背を向けてしゃがむ度に、白いTシャツの裾が持ち上がり、シーンズとの間に背中が露出する。

さっきはメイの目が気になって凝視できなかったが、今は見放題だ。

露出した背中の下の方に目を移すと、ふだんはシーンズの中に隠れている、腰の物がチラリと見えた。色は黒だ。

留守番している間に引き出しの中で見つけた、小さく畳まれていたのと同じ物だ。

今は大きく広げられ、はちきれそうな中味が入って、息づいている。ナマのあれだ。


床の物が全部片付くと、オンはモップを持ってきて、鍋料理で出来た汚れを拭きはじめた。

私はやることもないので、邪魔にならない場所に座り込み、じっと眺める。

モップがツーと通ったあとにジーンズのヒップが続き、これが何回も目の前を行ったり来たりする。


「飯は終わったから帰れ」とは言わないから、どうやら飯だけではないという、暗黙の合意は得られたようだ。

今は、これからどうやってはじめるのか、お互いの出方を探っている段階ということなのだろう。

こっちは、オンがしゃがむ度に見せられた例のナマ物のおかげで、もう戦闘状態だ。


オンは床の汚れを拭き終わったあと、今度は部屋を隅から隅まで拭きはじめた。

そんなことは、別に今やることではない。

ははーん、こんな状況に慣れてないな。どうやら男遊びを覚えずに、初めての男とそのまま結婚して、別れたのか。

こんな状況でどうすればいいのか、わからなくなってしまったようだ。

このままでは、誰か止めてやらないと、一晩中モップで床を拭きつづけるだろう。
25
最初 前へ 22232425262728 次へ 最後
ページへ 
TOP