タイはトロリと甘いマンゴーの味第2話:バツイチ黒豹は飢えていた(無修正版)
タイはトロリと甘いマンゴーの味第2話:バツイチ黒豹は飢えていた(無修正版)
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発行者:カドー
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ジャンル:恋愛
シリーズ:タイはトロリと甘いマンゴーの味

公開開始日:2015/12/31
最終更新日:---

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タイはトロリと甘いマンゴーの味第2話:バツイチ黒豹は飢えていた(無修正版) 第10章 黒豹に留守番を命じられる
黒ヒョウたちは、私の顔を見たところで、泥縄的に夕食の材料を買いに行くという。

言葉の行き違いがあってもいけないので、誰と誰が買い物に行き、誰が残るのかを聞いた。

日本語ではそんなことは以心伝心でわかるが、外国語の会話では、どんなに細かいことでも一つ一つ確認しないと、思わぬ誤解の元になるのだ。

オンの答は、

「あたしとメイ、ショッピング。あなた、ここにいる」

だった。

私が留守番することはわかった。

だが私のような得体の知れない外国人に留守番させて、心配ではないのか―何か盗まれたり、イタズラされたりとか。

それとも、よっぽど私を信用しているのか。

まあ盗まれるような金目の物はなさそうな部屋だから、その点は心配してないのかもしれない。

それとも最初から何も考えていなのかもしれないし、こういういい加減なところはタイ人の特性なので、あまり詮索しない方がいいだろう。

今日の最終目標は一つしかないんだし。


だが最終目標はまだまだ先のことだし、もしかして、飯だけで帰れと言われる可能性もまだ捨てきれないのだ。

なにしろ訪問許可を取り付けた日に、「そんなに軽い男じゃない」と、言わずもがなのことを口走っている。

(この言葉はあとでいよいよとなったとき、案の定追求されるのだが、そこに至るまではまだかかる。何事も手順が必要なのだ)

まだこの時点では、黒ヒョウの頭の中を覗いてみることはできないし、本心はどこにあるのかわからない。

今はとにかく最終目標に向けて、手順を一つ一つ、つぶして行くしかない。

3人の中で一番金を持っているのは私だろうから、買い物にいくら必要なのか聞き、ビールも買ってくるよう頼み、上乗せして渡す。

はち切れそうなジーンズとホットパンツのコンビが、タイ語で何やらペチャクチャおしゃべりしながら、出て行った。

おしゃべりの声が遠ざかり、そのあとは、オンの部屋に一人ぽつねんと残されて、やることもない。

よーし、こうなったら、質素とはいえ女の一人暮らしの部屋だ。誰にも邪魔されす、隅から隅まで探検させてもらうことにしよう。

ここには書けない、黒ヒョウの素敵な宝物も発掘できるかもしれない。
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