そして僕はヒーローになった
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ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2010/11/24
最終更新日:---

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そして僕はヒーローになった 第8章 箸休め
FRPやクルーザー用品の会社から素材のサンプルとか取ってかなり本気だった。
シャーシだけ残して車体を全部作ろうなんて大掛かりな夢を見てたんだ。

キャンピングカーは8ナンバー、いわゆる「特殊車両」扱いだったから、横幅から長さから、かなりの自由度があった。大抵の人が勘違いをしてるけど、乗車定員9名以下で積載重量が4トン未満ならバスみたいに大きなサイズでも普通免許で運転出来るんだ。かといって大きすぎるのではなく、幅1850mm全長5000mm以内が日本での理想だ。
そしてもうひとつ重要なのが高さ。低床になったシャーシを使ってなるべく低く抑えたいけど、絶対に人間の立てる高さは確保したい。室内高1800mmは欲しいところだ。ということは地上高として2000mmくらいになる。そんな大きさの日本製のキャンピングカー。今の理想はトヨタのコースターかな。ただし全長が6、8mもあって長すぎるし価格が高すぎる。車体を買って全長を短く改造するっていう手もあるにはあるんだけど無駄にお金が掛かりすぎるから、もうこうなったら妄想を膨らませるとして、トヨタに掛け合って全長5mにしたショートバージョンを造ってもらう。もちろん、その分価格も下げてもらおう。
当時僕が思い描いていた内装のコンセプトは「風呂なしトイレ、キッチン共同の4畳半」キャンパー。いいじゃない畳で。窓には障子。無理して洋風な設備を取り付けようとするからスペースが足りなくなる。だったら畳を敷いちゃえばいいのかもって考えたわけ。外国の暮らしはリビングがあってベッドルームがあってキッチンがあって、それぞれの部屋が独立してるけど、僕の住んでたアパートは全てが一部屋で足りてた。畳に障子。もちろん風呂なんていらない。そこいら中に健康ランドやスーパー銭湯があるからね。ただしトイレだけはなんとかしたい。トイレとキッチンの付いたちっちゃな和室。

今はまだ叶ってないけど、そのためにFRPの工場で働いてたことだってある。やれば出来るんだよ。なんだってね。いつか自分で造ったキャンピングカーで清水国明さんみたいな生活を送るんだ。
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