ダンススクール
第7章 先生の事情
俺がインストラクターを始めて
そろそろ8年が経つ。
ありがたいことに
生徒もたくさんいて…
男子が増えてくれるともっと嬉しいんだけど
クラスは女子ばっかり。
たまに告白されたり
デートに誘われたりするけど
俺は全部断ってた。
俺にはずっと気になってる子がいて…
積極的に喋るような元気な子じゃないんだけど
ダンスをすると表情が変わる。
たまに難しい課題を出しても
いつも一生懸命頑張ってて
そんな姿がすごく可愛かった。
もっと話したくて
笑顔が見たくて
気付けばちょっかい出してる俺。
小学生かよって
自分でツッコミたくなるけど
でも…うん、きっと好きなんだ。
どうやったらもっと仲良くなれるかなって
そう思ってたら
バカな俺は
懇親会で…その思いを爆発させてしまった。
◇が…俺を庇ってくれたのが嬉しくて…
俺のこと…
そんな風に思ってくれてるんだって
そう思ったら…
酒の勢いもあったけど…
可愛くて…好きで…好きで…
気持ちが止まらなくなって…
店の中であんなこと…///
反省はもちろんしてるんだけど
思い出すだけで
すぐに勃つ俺は、ほんとにアホ。
可愛い◇の姿が
頭から離れなくて
懇親会の日に撮ってもらった
二人の写真を
毎日のようにながめてる。
あんなことしといて
最低だと思われるかもしんないけど
俺の気持ちを伝えたい。
そう思ってたら…
あいつが突然泣き出して…
気持ちも何もそっちのけで
俺はまた自分を止められなくなった。
相談室で…
そのままあいつを…
ああ…///
まただ。
何回勃つんだよ、アホ///
身体が先に動いて
いつもあいつを求めて夢中になってしまうけど
ちゃんと言いたい。
好きだって。
付き合ってほしいって。
そう伝えようとしていたのに…
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