俺と妹
俺と妹
完結
お礼2
発行者:新菜
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2015/12/04
最終更新日:---

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俺と妹 第12章 母の勘
◇は俺の腕の中で
スヤスヤ眠ってる。

何度見ても愛しいその姿。

俺は◇の頬にそっとキスをして
先に起きた。

1階へ降りると
母さんがもう起きてて
少しドキッとする。


隆)おは…よ…
母)おはよう。
隆)……
母)…よく…眠れた?
隆)え?
母)……
隆)うん。
母)……
隆)母さんたちは?
母)……ええ。
隆)……


なんか…少し様子が変な気がする。


母)あの子は?
隆)え?
母)◇。
隆)…まだ…、寝てんじゃない?
母)……自分の部屋で?
隆)うん…。


なんで…そんなこと…


母)お母さん、起こしてこようかな。
隆)えっ!!!
母)……


まずい。
あいつは今…俺の部屋で寝てるし…


隆)いいよ、俺が起こしてくる。
母)……
隆)母さんは用意しててよ…
母)……わかったわ。


俺は慌てて2階に戻った。

なんだろう…
母さんのあの感じ…

まさか…
今日一緒に寝てたの…バレてる?
いや、まさかな。

母さんも父さんも
夜は2階になんて絶対来ないし…

昨日は…
◇だって声をおさえてたから
聞こえてないはず…


◇)あ、おにぃちゃぁん…


眠たそうに◇が俺の部屋から出てきた。


◇)おはよぉ…
隆)ん、おはよ。
◇)んーーー……

むぎゅっ

隆)こら、やめろ//
◇)なんでぇ……

母)◇…??

隆)!!!!


母さんが下から見上げてた。


母)起きたの?
◇)お母さん…おはよぉ…
母)何してるの?
◇)お兄ちゃんに抱きついてる〜〜
隆)やーめろ!
◇)やぁん〜〜〜
隆)こいつ寝ぼけてんだよw
母)……


気まずい…


隆)ほら、顔洗ってこい。
◇)はぁい……


◇が俺に抱きついてくるのなんて
別にいつものことなんだけど…

なんか…母さんの視線が…


◇が顔を洗ってる間に
俺は先に1階に降りた。

テーブルにはもう朝食が並んでて
俺は自分の定位置についた。


母)◇は…本当にお兄ちゃんっ子ね…
隆)……
父)昔からだもんなぁw
母)どうしてあんなに
  隆二のことが…好きなのかしら…
隆)え…?
父)いいじゃないかw
  兄妹は仲が良い方が♪
母)……


母さん…
何か…気付いてる??


母)ねぇ隆二…
隆)な…に…
母)◇は…あなたの大事な妹よね?
隆)……
母)……


なんで今更そんなこと…

ああ、母さんは気付いてる。
母さんの目を見てそれがすぐにわかった。


母)ねぇ、答えて隆二。
隆)……
父)どうしたんだ母さん。
母)……
隆)大事な…妹だよ。
母)……
隆)妹……だよ。
母)……
父)どうしたんだ!
  二人とも暗い顔して〜w
◇)おはよぉ〜〜!!!
父)お、来たな、寝ぼすけw
◇)寝ぼすけじゃないもぉん!
  えーーい♡
隆)…っ


◇が後ろから俺に抱きついてきた。


◇)お兄ちゃん置いてっちゃうんだもーん。
母)離れなさい。
◇)え?
母)そうやってベタベタするの…
  もうやめなさい。
◇)…っ
父)どうしたんだよ母さんw
母)あなたは黙ってて!
父)…っ


静まり返る食卓。


◇)お母さん…どうしたの?
母)いいから早く座りなさい。
◇)……


それから無言の気まずい朝食を終えて
俺は自分の部屋に戻った。


母さんは気付いてる。
どこまで…気付いてるんだろう。

俺が◇を好きだということ?
俺たちが…互いに想い合ってるということ?
それとも…
毎晩こんな関係を続けてることも…


◇)お兄ちゃん!行ってきまぁす!
隆)ああ、行ってらっしゃい。


◇が俺に抱きついてこようとして
俺は思わず突き放した。


◇)おに…ちゃ…ん?
隆)…ごめん。
◇)…っ


そんな…悲しそうな顔すんなよ…


◇(行ってきますのチューは?)


◇が俺の後ろを気にしながら
小さな声で言った。


隆)今日はしない。早く行け。
◇)…っ
隆)ほら。
◇)お兄ちゃん…怒ってるの?
隆)何も…怒ってないよ。


今にも泣き出しそうな顔してる。


隆)怒って…ないから。


◇のやわらかな頬にそっと触れると
◇が背伸びをして
俺の頬にキスをしてきた。


◇)えへへー♡
隆)…っ
◇)行ってきまぁす!♡


◇はにっこり笑って
学校に行った。


父)なーんだあいつはw
  ほんとに隆二が大好きだなw
隆)!!!!


息が止まるかと思った。
父さんに見られてた。


父)俺が会社に行く時なんか
  あんなのしてくれたことないのになぁw
母)何の話?
隆)…っ
父)◇がさ、隆二のほっぺたに
  チューってw
  ほんと可愛いなーあいつはw
母)!!!
隆)……


母さんが俺をキッと睨んだ。


隆)何も…ないよ。
母)……


何もないって…なんだよな。
毎晩…あんなことをしておきながら…

母さんの目はもう騙せない。

これからのことをどうしようと
その日1日俺の頭の中は
ずっとそればかりだった。
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