開発局3 〜上手なエッチとは〜
第5章 直人さんの嘘
___コンコン。
岩)どうぞーー
ドアの向こうからは
岩ちゃんの声だけ聞こえた。
中に入ると…
岩)あ、◇ちゃん!
どうしたのー?今日は一人?
◇)……//
いつもの笑顔を向けてくれる。
私は…ドアを閉めた。
◇)鍵…かけてもいいですか…?
岩)…っ
意味、伝わったかな…
岩ちゃんが立ち上がって
少しずつ近づいてくる。
◇)…っ
私の目の前まで来て…
スッ……
耳元まで降りてきた
綺麗な横顔。
__ガチャン。
岩)今日は…どうしたの?
◇)////
私の背中にあるドアの鍵をかけて
岩ちゃんが耳元で囁いた。
ドキン。
ドキン。
胸が高鳴る。
目の前にある岩ちゃんの白衣の
胸元をキュッと掴むと
おでこに…
チュッ
キスされた。
◇)////
ドキドキ…ドキドキ…
岩)今日はどんな用事なの?
クスッと笑う岩ちゃん。
◇)教えて…ほしくて…
ぽすっ…と、岩ちゃんの胸に
顔を埋めた。
岩)エッチの上達法なら
先週彼氏に教えたはずだけど…?
◇)……
そうじゃ…なくて…
岩)彼、まだダメなの…?
◇)…っ
ふるふると首を横に振った。
岩)あ、じゃあ上手くなったんだ♡
よかったじゃーーん♡
◇)……//
彼氏は確かにあれから
またエッチがうんと上手くなった。
でも…
◇)岩ちゃんの方が…気持ちぃ…//
俯いたままそう言うと…
岩)悪い子だね…w
またクスッと笑って
私の頭を撫でてくれた。
◇)彼氏は…上手になってきたし…
彼氏のこと、ちゃんと好きなんです。
岩)……うん。
◇)でも……
どうしてだろう…
ココでの快感が…
忘れられないの。
直)恋愛感情と
快感を求める欲情は
別モノだからね〜〜w
◇)きゃっ//
な、直人さん!
いたんですか?!
奥のベッドから
カーテンを開けて出てきた直人さん。
直)いちゃ悪い〜?w
お昼寝してたんですけどぉ〜
岩)直人さん、もう夕方w
直)だって眠いんだも〜ん。
ふぁぁっとあくびをすると
直人さんも私のところまで歩いてきた。
白衣の二人が並んで
私を見下ろす。
ドキドキ…
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