『ノンフィクション・中年男の美少女会遇記』  Vol.1 初体験19歳女子大生との邂逅
『ノンフィクション・中年男の美少女会遇記』 Vol.1 初体験19歳女子大生との邂逅
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発行者:草薙 良
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ジャンル:恋愛
シリーズ:『ノンフィクション・中年男の美少女会遇記』

公開開始日:2015/10/05
最終更新日:---

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『ノンフィクション・中年男の美少女会遇記』 Vol.1 初体験19歳女子大生との邂逅 第3章 初めての出会い


その日の私は外見は42歳の中年おやじですが、中身は初デートに浮かれる高校生です。

妻には仕事上のお客さんと打ち合わせがあると告げて家を出ましたが、特別それを疑っている節はなさそうだったので、ホッと胸をなでおろして駅に向かいました。

たいてい普段は車で移動するのですが、天王寺という市内のど真ん中なのでこの日は電車で向うことにしました。

しかし私の心中ウキウキしていましたが、一方であらゆる意味のリスクヘッジはしっかりしていました。

まず美人局については待ち合わせの場所は人通りも多く、その心配はなさそうでしたが、もし会ってから彼女のほうから怪しげなところに誘導しようとするようなら、即座に振り切るつもりでした。

それ以外では冷やかしも充分あり得るので、もし道中でメールを送って返事がないようならあっさりあきらめ、適当に時間をつぶして帰るつもりでした。

そんな思惑を胸に、電車に乗ってすぐにメールを送りました。


「こんにちわ、今電車に乗ったとこだよ。1時間足らずで着くんで予定通り1時までには行けるからね」


そしてその直後から携帯電話の凝視が始まりました。

10分が過ぎましたが、返事がありません。

(やっぱりダメかぁ、まあそんなもんやろね)

それまで張りつめていたものが一気に緩み、夢から現実に引き戻されたような気持でした。

しかし、元よりこれは充分あり得ることと覚悟はしていたのと、そもそもそんなうまい話があるはずがないという思いもあったので、それほど落胆したわけではありませんでした。

それに、いい歳をして会ったこともない小娘に胸をときめかしている自分が恥ずかしくもあり、そんな自分に嫌悪感さえ感じていました。

(俺はいったい何をやってるんだ! 馬鹿じゃないのか! 自分で自分が恥ずかしい。まあしかし、結果的にこれでよかった)

私は束の間の夢をみていただけと気持ちを切り替え、とりあえず天王寺までは行くしかないので、気が向いたら風俗にでも寄って体だけでも鎮めて帰ることにしたのでした。

私が気を取り直し、現実の世界に意識が戻りかけていたその時です。

携帯に彼女用にセットしておいた専用の着信メロディが流れてきたのです。

携帯を取り出しメールを開くと、まぎれもなく彼女からのメッセージが届いていたのでした。


「ごめんなさい、電車混んでてメールに気が付きませんでした。私も1時までに着きますよ」


この時ばかりはほとほと自分の意志の弱さと変わり身の早さに我ながら呆れ返りました。
殆ど現実の世界に戻りかけていた私は、一瞬で再び夢の世界に向きを変えていたのです。
それどころか、一旦あきらめていただけにその思いは前以上に強烈なものになっていました。


待ち合わせの旅行センター前に先に着いたのは私でした。

まあこの時の心中たるや、様々な思いが駆け巡り、爆発しそうになっていました。

(まずこれだけの人通りからして美人局の心配はなさそうだ。あとは向こうから怪しげなところに連れていかれるようなことのないように注意するだけ。それよりもメールは来たが、その信憑性は何とも言えない。家からメールしてからかっているだけかもしれない。本当とすればいったいどんな子か? 見るに堪えないブスならどうしよう。いや、見ず知らずの中年おやじに会いに来るような女だから、スレたお水系のアバズレかもしれない)
小説などでよく「頭の中を走馬灯のように駆け巡る」という表現を用いますが、彼女が来るまでのほんの短時間、私の頭の中がちょうどそのような状態で、あらゆる思いが錯綜していました。


その時、駅の雑踏の中をあらかじめ聞いていた服装の女の子が私に視線を定めてまっしぐらに進んでくるのを捉えたのです。

背格好は細っそりとして小柄、まだ遠目なので明確に顔は確認できませんでしたが、全体的な雰囲気としては、けばけばした感じのないどこにでもいそうな、大学生というよりまだ高校生のような幼さを残した少女という印象でした。

私は思わず自分の周囲を180度見回して、彼女の視線が自分を向いているのかどうかを確認しましたが、自分の周り半径5m以内には誰もおらず、彼女との距離から目算して自分に向けての視線である可能性が高いように思えました。

(もしかしてあの子か? もしそうならロリ好みの自分にとって、体形といい顔つきといい、理想に近いではないか)

遠目ながら視認できた彼女を捉えてからは、年甲斐もなく早鐘のように胸の鼓動が早まり、喉がカラカラに乾いてきました。

(いかん、もしあの子ならもう数十秒で自分のところに来る)

私は慌てて無理やり胸の鼓動を抑え、引きつっていたと思われる自身の顔をこれも無理やり穏やかな笑顔に変える努力をしましたが、果たして外からはどのように映っていたかは何とも言えません。

そしてその距離が20m程度にまで近づいた時、彼女は私に遠慮がちにではありますが軽く微笑みかけてきたのです。

もう間違いはありません。夢が叶った一瞬でもありました。

それは男女にとってというよりその時の私にとって最も重要な第1の関門を通過できたことが彼女の微笑みから確認できたからです。

もし私が彼女の好みでなく、生理的に受け付けないような相手であったのなら、決して微笑みかけてくることはなかったからです。

まだ言葉も交わしていない段階ではあるものの、彼女の私に対する第一印象が良かったのかどうかは何とも言えませんが、少なくとも悪い印象でなかったことだけは間違いがありませんでした。

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