背徳の涙
背徳の涙
完結
お礼4
発行者:新菜
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2015/09/20
最終更新日:---

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背徳の涙 第4章 兄の想い
俺は急いで風呂から上がり
バスタオルで頭を拭いて
自分の部屋に行った。


俺…今…何をした??

頭が真っ白で
ベッドに仰向けで寝転がった。


自分で自分が信じられない…


相手は…妹だぞ。
妹相手に…何腰振ってんだよ…。
何やってんだ俺!!


あいつの顔を…
肌を…
声を…
思い出すだけで
下半身がまた反応する。


俺…おかしいのか??


あいつは大事な妹だ。
あいつが生まれた時から
何よりも一番大切にしてきた。
今でも…多分この世の中で俺はあいつが一番大切なんだ。


可愛くて…純粋で…
命をかけても守ってやりたいくらい
大切な存在。


なのに…
俺は…

この手であいつを穢した…。


俺のことが好きだと言った。
ずっとずっと好きだったって…



俺に懐いてくるのが本当に可愛くて…
いつも可愛がってた。

でも…

ずっと…俺のことが…好きだった?
こんな…俺を?



俺が散々女遊びしてることだって
知ってるはずだ。
俺がろくでもない人間だって…。

なのに…
あんな純粋なあいつがなんで…
なんでよりによって俺なんか…

信じられない。



泣いてた。

俺が…泣かせたのか?


涙をぽろぽろこぼしながら
好きだって…
俺が欲しいって言われて…

わけがわからなくなって…
あいつに応えてやりたくなった。


柔らかくて透き通るような肌…
俺を求める甘い声…
熱く濡れた身体…


あんなに必死で俺を求めてくるあいつに…
理性が吹き飛んだ。


どうして…


後悔と罪悪感で息が止まりそうだ。


誰よりも大事なあいつを…
あんな風に…



コンコン。

臣)!!
◇)…おに…ぃちゃん…
臣)…。
◇)入っても…いい?
臣)ダメだ!!
◇)……。
臣)絶対開けんな!!
◇)……。
臣)……。


もう…あいつに合わせる顔がない。
自分が何をするかわからない。


臣)部屋に戻れ。


そう言ったのに…
まだドアの前にいる。


◇)…っ、っく…
  ひっ……、く…、ぐすっ


え…
泣いて…る??

俺は思わずドアの前まで行った。


◇)ごめ…な…さい…っ


ドアの向こうで…泣いてる。


◇)おにぃ…ちゃ…ん…
  ごめん…なさ…いっ…
臣)…っ
◇)好き…なのっ…
  お兄ちゃんが…好きな…のっ
臣)…っ


やめろ…
俺は…そんな男じゃない。
お前が好きになるような男じゃない。


◇)お兄ちゃんだからダメだって
  わかって…る。
  私がおかしいって…わかってる。
臣)…。
◇)何回も忘れようって…
  こんなの間違ってる…って…
  何度も自分に言い聞かせたけど…
臣)…。
◇)それでも…ダメなの。
  好き…なのっ…。…ぐすっ…
臣)…。
◇)お兄ちゃんじゃ…なきゃ…ダメなの…っ


なんで…
なんでそんなに俺なんかを…


◇)もう…私のことなんか…
  嫌いになっちゃ…った…?
臣)…っ
◇)こんな妹やだ…よね…っ
  ごめ…ん…ね?
臣)…っ
◇)好きになって…ごめん…ね?


俺は耐えられなくなって
ドアを開けた。

震えながら泣いてるその細い肩を抱き寄せた。


◇)おに…いちゃ…ん?
臣)…っ
◇)ごめ…んね?
臣)…。
◇)好きに…なって…
  ごめ…んなさ…いっ…
臣)もう泣くな…っ


俺が好きだと言って
小さい身体を震わせる。
綺麗な涙をこぼしながら。


こんなの…

こんなの…耐えられるかよ…っ


◇)も…う…嫌いになった…?


泣きながら俺の顔を見上げる◇。


臣)…。
◇)あんなことして…ごめんな…さいっ
臣)…。
◇)お兄ちゃんが…欲しかったの…っ
臣)…。
◇)ずっと…我慢して…た…
  ダメだって。
臣)…。
◇)でも…
  お兄ちゃんに愛して…欲しくて…
臣)…。


◇)一生の思い出にするから…
  もう二度とこんなことしないから…
  …だから……
臣)…。
◇)一回だけ…抱いて…?
臣)…っ
◇)おね…がい…っ


泣きながら俺の腕を掴んできた。
俺はもう一度◇を抱きしめた。


臣)お前のこと…傷つけたくない。
◇)傷ついたりしないよっ!!
  どうして?!
臣)お前は妹だ。大事な。
  ほんとに…お前のことが大事なんだ。
◇)……っ
臣)傷つけるってわかってて…
  そんなこと出来ない。


俺がぎゅっと抱きしめると
◇がもっと強い力で抱きしめ返してきた。


◇)どうして私が傷つくの…?
臣)どうしてって…
◇)愛してる人に抱かれるのは
  一番幸せなことでしょう?
臣)…。
◇)他に何もいらない。
臣)…。
◇)お兄ちゃんが抱いてくれたら
  私もう何もいらないの。
臣)…。
◇)それだけで…いい。
臣)…。
◇)もうお兄ちゃんに迷惑かけない。
臣)…。
◇)お兄ちゃんのことを想って
  一人で生きていくからいいの。
臣)…っ


何…言ってんだよ…。


◇)だから…


また◇の瞳から大粒の涙がこぼれた。


◇)だから最後に…
  思い出…ちょうだい…?


泣きながらそう言う◇の姿に
俺の理性は崩れ去った。


◇を抱き上げドアを閉める。
ベッドの上にそっとおろし…
バスタオルをほどいた。


◇)お兄ちゃん…
  好き……、大好き……。


真っ直ぐな瞳で俺を見つめる。

その真っ赤な唇に優しくキスを落とす。


◇)…んっ…、ん…///


ぴくんと反応する可愛らしい身体。

さっきは愛撫なんて一つもしなかった。
しないであんな…

俺は◇の身体を優しく愛撫していく。
柔らかく撫でて…味わうように舌でなぞっていく…


◇)ふ…っ…ぅん///


その一つ一つに可愛く反応し
甘い声をあげる。


今まで…こいつを女として見たことなんてなかった。
大事な大事な妹だったから…。

なのに今はこんなに女の顔をして
俺を求めてる…。
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