父さんも母さんもアイシテル
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発行者:如月玲
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

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父さんも母さんもアイシテル 第7章 命の芽生え
……

「ねぇ…母さん…」

僕は、母さんの胸の中で息を弾ませながら言った。

「なぁに?良介。」

母さんも息を弾ませながら、僕の髪を撫でて言った。

「…僕…ずっとゴムつけてないけど…いいのかな…」

母さんの心臓がどきりと鳴ったのがわかった。

「…もし、僕と母さんの子どもが出来ちゃったら…父さん…どうするかな…」
「あのね、良介。」

母さんは僕の髪を撫でながら、優しく言った。

「お父さんは、もしあなたと母さんの子どもができたら…やっぱり離婚するっていうの。」
「!?」

僕は顔を上げた。

「でもね…母さんは嫌だし…良介も嫌でしょう?」
「うん。」
「母さんは…良介さえよければ、その子をお父さんの子として戸籍に入れたらどうかって…」
「!!」

僕は目を見開いた。

「あなたの子だけど…戸籍上はあなたの弟か妹になってしまうわね。…でも…あくまで紙の上だけのことだし、いいんじゃないかって…」
「母さん!」

僕は目を見開いたまま体を上げた。母さんは少しおびえたような目で僕を見た。

「それいいよ!!…さすが母さん!僕、そこまで考えつかなった!!」

僕は本当にすごいアイディアだと思った。…そうだよ。ただの紙の上の話だ。血は僕の子だけど、父さんと母さんの子どもにすればいい…どうしてそれを思いつかなかったんだろう。

「…本当?…良介はそれでいいの?」
「もちろん!!むしろそうして欲しい…。父さん、喜んでくれるよね!」

僕がそう言うと、母さんは少し複雑な表情をした。
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