父さんも母さんもアイシテル
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:如月玲
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

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父さんも母さんもアイシテル 第3章 実の親が現れて・・・(1)
……

僕は、新しいベッドで何度も寝がえりを打った。もう前の父さん達に会えないのだと思うと、とても眠れなかった。
涙が枕に滲みて行く。
…でも、本当の父さんと母さんに逆らうことなんて出来ない。

…翌朝になって、僕はリビングに行った。
母さんが「おはよう」と言った。

「おはよう…ございます。」

僕がそう言うと「敬語なんてやめて。」と母さんが笑った。

「お父さん、先に出たのよ。」
「そう…」
「今日、良介は仕事は?」
「…お昼から…」
「そう。ご飯食べる?」
「…先に、シャワー浴びたいんだけど…」
「良介…シャワーは夜だけじゃないと駄目なの。」
「!?…そう…」
「昨日、入ってないの?」
「ううん。」
「じゃぁ、入らなくていいわね。」
「…うん…」

僕は部屋へ戻ろうとした。

「ご飯は?」

僕は「いらない」と言って、リビングを出ようとした。

「あ、待って、良介!」

僕は振り返った。

「お風呂だけどね。先に言っておくわね…。うちは入る順番が決まってるの。お父さんが入る前に、あなたが入ったらだめよ。一番風呂はお父さんって決まってるから。」
「…わかった…」
「ゆっくりでいいから慣れてね。」
「うん。」

僕はリビングを出て、部屋に戻った。
そう言えば、僕は前の父さん達の家で、やりたい放題していたことに気がついた。
前の父さん達に罪悪感を感じた。いつか帰ることがあったら…とふと思ったが、それはもうないことだと気づいて、涙が出た。

「父さん…母さん…ごめんね…」

僕はそう呟いて、溢れる涙を必死に手で拭った。
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