あなたの仰せのとおりに…
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:如月玲
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

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あなたの仰せのとおりに… 第1章 馴れ初め

「はい?」
「電話代のお返しですが…」
「もういいですよ。」
「だめです!させて下さい!」
「…でも…」
「会えませんか?…プロフィールを見ると、ご近所…というほどじゃないけど、会えない距離じゃないんです。」
「…年も見てます?」

私は笑いながら言った。

「はい。40代でらっしゃいますよね。」
「あなたは若いようだけど…」
「僕は25歳です。」
「!!!」

本当に若かった。ますます会うわけにはいかないだろう。

「私は別に返金はいりませんから。」
「僕が気が済みませんよ!」
「……」

困ったな…と思った。でも、それだけ若ければ、何もないだろうし、ま、ちょっとデート気分でいいかもしれない…と急に気が変わってしまった。

「じゃぁ…繁華街でどこが一番行きやすいですか?」
「!!どこでも行きますよ!…blueさんは?」
「…あ…私「青田」なの。ごめんなさい。」
「青田さんですか。」
「青田典子さんを想像したら駄目よ。私は美人じゃないから。」

私が笑いながらそう言うと、青年が遠慮がちに笑ったのが聞こえた。

「面白い人ですね。…ますます会いたくなってきた。」
「!…」

私は顔が赤くなるのを感じた。

「じゃぁ、青田さんが行きやすいところはどこですか?」
「そうねぇ…。独りでよく食べに行くところは…東京駅かしら…」
「渋いですねぇ…」

渋い?どうして?…ま、いいか。

「わかりました。では、東京駅の…」

青年が待ち合わせ場所を指定してきた。

「…でも顔がわからないから…電話番号教えましょうか?」
「いいですか!?」
「ええ、今から言いますね。」

私は電話番号を言った。青年が書きとめている音がした。
その後、日時を合わせて、電話を切った。
切ってから、しばらくぼーっとした。

「…いいのかなぁ…」

思わずそう呟いた。
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