あなたの仰せのとおりに…
あなたの仰せのとおりに…
成人向完結アフィリエイトOK
発行者:如月玲
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
あなたの仰せのとおりに… 第14章 幸せな日々・・・(最終回)
「パパ!行くよー!」
「よっしゃー!」

秀一は父の秀介に向かって、思いっきりボールを投げた。
ボールは秀介のミットに吸い込まれるようにして届き、ミットがバスっという音を立てた。

「ストライーク!」

秀介がそう言うと「へへ」と秀一は嬉しそうに言った。

「すごいなぁ。本当にエースピッチャーなんだ。」
「今更、遅いよ、パパ。」
「ごめんごめん。忙しくて遊んでなかったもんな。」

秀介は秀一にボールを投げた。

「もういっちょ!」
「OK!」

秀一は再び構えると、父親のかまえるミットに向けて、剛速球を投げつけた。
バスっという音がする。

「おおお」

秀介が感動するような声を上げた。

「お前、本当に10歳かー?」

秀一が笑って、その場で1回転した。

「10歳だよー!」
「末頼もしいガキだなぁ…」

秀一はまた「あはは!」と笑った。

「お母さんがさ、最近、キャッチボールしてくれないから、練習できなかったんだ。…今日の気分はサイコー!」

その秀一の言葉に、秀介はボールを返しながら言った。

「なんで最近してくれないんだ?」
「五十肩だってさ。」
「五十肩!?」

秀一が自分で言って大笑いしている。

「ばばあだー!って言ってやったら、げんこつで頭のここ…」

秀一はボールを持った手とグローブを持った手で、自分の両方のコメカミを押さえた。

「ぐりぐりされちゃった。」

秀介が笑った。
47
最初 前へ 42434445464748 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ