あなたの仰せのとおりに…
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発行者:如月玲
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

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あなたの仰せのとおりに… 第12章 秀介の転勤
……

(昨日のは、まじでやばかったかも…)

私は自宅でコーヒーを飲みながら思った。体温を測ったわけじゃないが、前の生理が終わってから計算すると、排卵日に当たるのである。
今日は、会社のシフトで休みだ。

(生理が来なかったら困るなぁ…)

予定日は約2週間後…。それまで、気が気じゃない生活を送るのか…と思った。
婦人科は生理が来てから行こう…と思った。

携帯にメールが入った。ふと時計を見ると、もう夕方だ。昼過ぎまで寝てしまっていたので、時間の感覚がおかしくなっていた。

「…秀介君…あら?まだ就業時間中のはずだけど…」

私はそう呟いて、メールを開いた。
そして、驚きに思わず息を呑んだ。

『由紀さん。僕が恐れていたことが現実になってしまいました。…いきなりなのですが、名古屋への配置転換が決まってしまいました…』

そこまで読んで、私はもはや目の前が暗くなるのを感じた。…秀介君が転勤…。

『もう来月には転勤します。…新幹線を使えば帰れる距離ですが、転勤後は向こうに慣れるまでは、東京に帰る事ができないと思うのです。…今夜も会いたいのですが、転勤の事で残業になりそうなので、会うのは無理なようです。…またメールします。』

私は力なく携帯を閉じた。

本当なら喜ぶべきことだろう。秀介君が私を忘れるいい機会だ。…だが、どうしても喜べなかった。急に寂しさが募る。
…私は、秀介君を愛していたのだと、再認識してしまっていた。
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