あなたの仰せのとおりに…
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:如月玲
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

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あなたの仰せのとおりに… 第11章 「高熱を出して・・・」秀介の想い
…僕が死んで悲しんでくれる人はいるのだろうか…と思った。
あの人は…少しは悲しんでくれるかな…。だといいな…と思った頃、あの人から電話が入った。
どうしようと思った。声だって出ない。出れば、風邪を引いていることがばれてしまう。

…でも寂しさに負けて、僕は電話に出た。
やっぱり声はでなかった。かすれ声しかでない。

「もしもし?秀介君?」

あの人の声が心配している。…何かうれしかった。僕は何も言わずに電話を切った。
涙が出てしまった。…もう会えないのかもしれない。僕が無言で電話を切ったことをどう思っただろう。
僕は気を失うように、眠りに落ちた。

…どれくらい時間が経っていたのかわからない。
呼び鈴が鳴ったのがわかった。
…だが、起き上がることができない。
僕は無視することにした。…が、ふとあの人かもしれないと思った。
僕はうつ伏せになり、ベッドから落ちるようにして降りた。

四つん這いになり、玄関までなんとか這うようにして行った。
呼び鈴が鳴り続けている。

あの人じゃないかもしれないが、とにかく鍵を開けることだけを考えていた。
鍵に手が届き回した。

ゆっくりとドアが開いたのがわかった。
僕は力が抜け、その場に突っ伏した。
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