あなたの仰せのとおりに…
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発行者:如月玲
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

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あなたの仰せのとおりに… 第9章 由紀の迷い
……

翌日、仕事が終わってメールを見ると、何も入っていなかった。
珍しい事もあるものだな…と私は思った。
秀介君からメールが来ていない。…いつも当たり前のように入っていただけに、妙に気になった。

(…もしかして…もう好きな人ができちゃったのかしら…)

ふと思った。…でも、昨夜はそんな風は感じられなかった。
じゃぁ、今日になっていきなり同じ会社の人に告白されてとか…。
いろんな思いがぐるぐると頭の中を回る。
…どうしよう…。こっちからメールするべきなのだろうか…。

(…秀介君も何か予定があるんだろうな…)

私は勝手にそう決めて、開いていた携帯を閉じた。
その日は自宅に帰った。
だが、ずっと携帯は傍に置いておいた。

…そして、結局朝になっても携帯は鳴らなかった。

(…やっぱり…電話してみようか…。)

私はドレッサーの前で化粧をしながら思った。
このまましなかったら、気になって仕事になりそうにない。

私は秀介君に電話をかけた。
呼び出し音のなる回数が多いような気がした。

(電車の中かもしれない…)

ふとそう思って切ろうとした。
…が、その時、受話ボタンを押された音がした。

「…もしもし…?…秀介君?」

何も返事がない。しばらくして電話が切られた。
…もしかして間違って電話をしたのかと送信履歴を見た。…が、ちゃんと秀介君にかけていた。

…電話に出たのに返事をしないってことは…やっぱり電車の中だったのかもしれない…そう思った。
私はメールに「何かあったの?メールだけでもちょうだい」と打ち、送信した。

…しかし、夕方になっても返事はなかった。
さすがにおかしいと思った。

プライドが許さなかったが、秀介君のマンションに行くことにした。
もし、新しい彼女とラブラブだったとしても、はっきりしていい。
今のもやもやとした気持ちよりは…。
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