あなたの仰せのとおりに…
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発行者:如月玲
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/11/06
最終更新日:---

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あなたの仰せのとおりに… 第4章 別れ
……

服を着た秀介君は、うなだれるように座っていた。
私も下着をつけ服を着てから部屋の明かりを少し上げた。
秀介君が私の方を見た。

「…大丈夫?気は済んだ?」

私がそう言って、横に座った。

「…すいません…」

秀介君はまた下を向いてそう言った。

「いいのよ。私から言ったんだから…」

私がそう言うと、秀介君がため息をついた。

「由紀さんを犯したみたいなもんですよね…」
「何いってるの。秀介君の気が済んだならそれでいいって。」
「気は済んでいません。」
「…え?」
「あの人への思いは断ち切れましたけど…」
「ならいいじゃない…他に気が済まないのは何?」
「由紀さんへの罪悪感…」
「だからいいって。マリさんへの想いさえ断ち切れたのなら、前を見て…私も今日限りで秀介君のこと忘れるから。」

私がそう言うと、秀介君は目を見張って私を見た。

「その方がいいでしょ。秀介君にはおばちゃんは似合わないわよ。」

秀介君は再び下を向いた。

「わかりました。」

秀介君が言った。
ちょっと寂しい気もしたが、本心だ。
秀介君には、本当におばちゃんは似合わない。マリさんと別れたことを機会に若い子に目を向けてくれればと思う。

「ありがとう…由紀さん。」
「こちらこそ。楽しい時間をありがとう。」

秀介君は笑顔とも、泣き顔ともつかないような表情をした。

……

家に帰った私はすぐに秀介君の連絡先をすべて消した。
そして、検索サイトのIDも削除した。

「頑張れ、秀介君。」

削除のボタンを押しながら私はそう呟いた。
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