まだかみ
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ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2010/10/12
最終更新日:2010/10/12 21:26

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まだかみ 第1章 天地創造
 レイアはガイアに言われた助言に従い、夜の間にこっそりとクレタ島に赴き、そこで男の子を出産した。この男の子が正に神々の王として君臨する事になる偉大な雷神、ゼウスであった。
 生まれたばかりのゼウスをレイアはガイアに預け、自分は大急ぎでクロノスの元に帰りガイアに教えられていた通りに石を産着で包み込み悲痛な表情でクロノスに差し出した。
「この子が今度産まれたアナタの子です」
 クロノスはまったく疑わずに子を一飲みする。レイアは泣き崩れながらも、その顔は勝利に輝いて居た。父をあんなにも貶めた母だ、クロノスだって同じ様に貶めてくれるだろう。
 ガイアの時もそうだが、本来母親とは子供の事になると兎に角残忍になれる生き物である、ウラノスにしてもクロノスにしてもそんな女の二面性に気づく事は出来なかったのだ。
 その頃ゼウスを預けられたガイアは、クレタ島の山の中にある岩屋の奥に隠していた。その地でゼウスは勇ましい若者の精霊達に守られ、アマルティアと言う名の山羊の乳と甘く美味しい蜂蜜によって養われ育った。
 ゼウスがいつ泣いても良いように精霊は武装し、槍で楯をガンガン打ち鳴らしながらゼウスの周りを休みなく踊りあかし続けた。そのおかげでゼウスの声がクロノスに届く事はなく、無事に成長したゼウスがガイアと会う事になった。
「で、俺何したら良いのばぁちゃん」
「父親を懲らしめて兄弟を救い出しなさい」
「どうやって?」
「この薬を飲ませるのよ」
 そう言ってガイアはゼウスに吐き薬を差し出して言った。
「いい? うまく言って飲ませるの
 あなたの口に全てかかってるからね」
 そう言われたゼウスは頷き、父であるクロノスの元へ向かった。
「ねぇハニー心配だから見に行こうよ」
「ウラノス、貴方が行っても邪魔だから」
「でも初孫だよ、生きてる孫はゼウス一人なんだから」
「ゼウスはクロノスを倒せるから大丈夫だよ」
「でもクロノスは俺を倒した様な強い息子だ」
「……貴方がくそ弱いだけよ」
「……」
「……ああ母さんが悪かったわ、ほら泣かないの」
「うん、我慢する」
「良い子ね」
 ウラノスはまったく成長の気配がない事がガイヤにとって唯一の悩みであった。
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