まだかみ
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ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2010/10/12
最終更新日:2010/10/12 21:26

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まだかみ 第3章 死者の国のハデス
 此処は深く暗い死者の国。冥界と呼ばれるこの国を治めるのは、青ざめた顔色をしたハデスであった。ハデスは本来とても美形なのだがその青ざめた死人の様な顔色のせいでこの国の誰とも気が付く事はなかった。ハデスにとってはそれが悩みの種とも言えよう。
 逞しいポセイドン、輝かしいゼウス、美しい妹達。皆が皆美しい肌を持ち健康的な色だと言うのにハデスだけは病的に青白いのだ。
「こんなんじゃ嫁なんて夢だよなぁ」
 横たわりながら呟く後ろからそっと抱きしめられる。ゼウスだ。
 ハデスに取って弟であり兄であるゼウスは憧れの象徴であり、そのゼウスに抱かれる事はとても名誉な事であった。
 だがハデスは何時ポセイドンがゼウスを受け入れ愛人になるだろうかと恐れていた。
「ハデス、可愛い」
「ゼウス……」
 ゼウスはそんなハデスを非常に可哀想だと思った。病的な顔色は儚げで美しく、癖毛の髪は羊の様に愛らしく睫は女の様に長い。きめ細かい肌はその辺の女達には引けを取らないし長身で足が長い。
 何よりハデスはセックスに置いてかなりのテクニシャンであった。勿論ゼウスは攻める側である事からハデスは気づいてはいないが。
 ハデスのテクニックに落ちない女はいないだろう、問題はどうしたらそれまでにこぎ着けるのかだった。
 そこで思いついたのが姉であり妹であり愛人である農業の女神デメテルとゼウスの子であるペルセポネを嫁がせる事だ。
 しかしデメテルはこのペルセポネを非常に可愛がっていて同意するはずもない。そこでやはり知恵を借りるのはガイアであった。
「ハデス、私ちょっとばぁちゃん家行ってくる」
「え、ばぁちゃんゼウスに怒り心頭じゃなかった?」
「あー私がティタン閉じ込めたから?
 今は休戦中だから大丈夫」
「なら良いけど」
「じゃぁ行ってくる」
 こうしてゼウスは雷雲に乗って冥界から母なる大地ガイアの元へと向かったのだった。
 ガイアの元につくと、巨人達がゼウスをギロリと睨みつけた。実を言うとガイアはティタン達との戦いで確かにゼウスの味方ではあったが、ティタン達が閉じ込められた事には酷く怒って居た。
 クロノスがウラノスの性器を刈り取った時の血からガイアはこの巨人達を受精し生み出してゼウスに宣戦布告していたのだ。 ゼウスはガイアを恐れながらも、その家のドアを叩いた。
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