日本をナナメに見る
日本をナナメに見る

発行者:K
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2015/06/23
最終更新日:2015/10/01 23:04

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
日本をナナメに見る 第25章 それは悪夢なのか?望まぬ円安
だがもしそうであったとしても、今更逆戻りは出来ないのである。

なぜなら日銀による大規模な金融緩和は、望まぬ円安を引き起こしかねないからだ。

その最大の理由はアメリカの利上げだ。

一般的には通貨の価値は金利の差に左右されやすいとされており、もしアメリカが利上げに踏み切った場合ドルは高くなるはずだ。

とすると、円は安くなると言う事であり望まぬ円安となるかもしれないのだ。

ただでさえ円安による材料費の高騰が値上げを招いている状況なのに、望まぬ円安が進行することになれば今の状況はさらに悪化することになりかねないのだ。

しかし日銀に残された手段はそんなに多くないはずだ。

現在の金融緩和は、日銀が日本国債を大量に銀行などから買い上げることによって行われているものであり、国債の値段が下がりにくい状態なのだ。

つまり一定の金利を払うことを約束して、国が発行した国債の値段が高くなっていると言う事は、金利だけを見れば低くなると言う事であり、今の日本は金利が上がりにくい状態なのだ。

もともと低金利は景気とってはプラスに働くはずだ。

しかしその低金利が円安を招き、結果需要なきインフレが進むことで景気を悪化させる事になれば、まさに副作用としか言いようのない状態だ。

このような難解な状況に陥ったとき、日銀と政府は収められるのであろうか?

その答えは神のみぞ知るのかもしれない。
60
最初 前へ 57585960616263 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ