日本をナナメに見る
第22章 シリーズ01 止まらぬデフレ消費~粘りの経営 丸亀製麺~
丸亀製麺もその店舗数を超えてしまっていたのだ。
当然店舗当たりの売り上げが少しずつ下がり始め、なおかつ急成長に伴う割高な販管費がのしかかり始めたのである。
多くのチェーン店がそうであったように、ここでの戦略ミスは大きなピンチを迎えるきっかけになることが多く、極めて重要であったのだがさすが丸亀製麺。
あっさり方向転換し店舗の数から質へと戦略を変化させたのだ。
なおかつそうなることを予見していたかのように、高付加価値の商品を投入し、なんと店舗当たりの売り上げ向上までなしえてしまったのである。
やはりデフレ低成長の厳しい環境の中、高成長を続けてきた勝ちパターンはまだまだ健在なのだろう…。
と、するならばデフレ経済はまだまだ終わっていない…と言う事かもしれない。
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