紅桜神伝
紅桜神伝
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発行者:月夜姫
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/09/30
最終更新日:2010/11/08 12:41

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紅桜神伝 第1章 ~出会い~
「じ、実は桜さんのお兄様がお客のお武家様と少々揉め事になりましてそれで、お武家様が刀を抜くまで口論となり、それを止めに入ったお父上様も………」

先ほど桜が真っ青になって走っていった理由をようやく理解し

「それで2人はどうなった?」

門下生は、うつむいてから答えた。

「……亡くなったそうです」




「はぁ…はぁ…」
「父上、兄上っ……」

事の事情聞かされた桜は頭が真っ白になり、気が付いたら走り出していた。後から追いかけた隼人は桜のすぐ後ろにいるのだか、いつもなら気付くと足を止め話しかけてくるのだがその様子はまったく無い。
隼人も話しかける気はなくただ後を追いかけていた。
やがて、桜は家の周りに人集りができているのに気付き、その間に動かないものを見つけた。

「すいません、どうして下さい」

人混みを縫うように進んでいき、御簾のかかった2つの遺体を見つけ駆け寄る。

「父上、兄上!!」
「嘘…ですよね…だって朝はあんなに元気だったのに…」
「わーーー」

たまらず泣き出した桜を隼人はなだめながら、離れようと言って2人から離した、
そして泣き止むまでそばで付き添っていたやがて
「道場へ帰ろうこの事を父さんに言わないと」

桜の背中に手をそえてその場をあとにして道場へ向かった。


~~~~~~~~~~~~~


「桜さん、隼人!」
「清太たちから事情はきいた、つらかったね」

「先生っ」

やっと落ち着かせていた感情が一気によみあがってくるのがわかった、先生の胸にだきつきさっほどよりも長いあいだ泣いていたと思う。そして、落ち着くまで先生がずっとそばにいてくれていた事に気が付いた。

「落ち着いたかい?」

「はい、ありがとうございます。ずっとそばにいて下さって。」

「いやいや、君は娘みたいに思っていたからいいんだよ。」
「それでこれからどうするんだね?よかったらここで暮らさないかね?」

「いえ、お気持ちはありがたいのですが京の叔父様が私を養子にしたいとおっしゃって下さいましたのでそちらに行くことになっています」

「それは寂しくなるね」 「でも暫くはこっちにいるのだろう?」

「はい、来月には護衛兼道案内の方がいらっしゃるとうかがっています。」

「わかったみんなとお別れ会をして準備しないとな」
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