紅桜神伝
紅桜神伝
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発行者:月夜姫
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/09/30
最終更新日:2010/11/08 12:41

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紅桜神伝 第1章 ~出会い~
荷物を清太たちに預けて門を入ってすぐの小さな門下生たちが着替えるための小屋の中へ入っていった。長い髪を後ろで括り、袴に着替え終え、道場の裏にある井戸へ水を汲みに向かった。

「よいしょっと、」

井戸から水を汲み桶に入れそれをこんどは道場の中へもっていく。
水に布を浸し絞って道場の床を拭いていく。
どうやら、着替えている間に掃除を少しやってあるみたいで、桜がやるのは道具の手入れだけでよかった。

「よし、終わり」

「おーい、桜ー!走りこみいくぞー」

この道場では、朝の掃除のあとは裏山へ走りにいき昼ぐらいに帰っってきて昼餉を食べ、それから稽古を暗くなる一歩手前まで続ける。

「これが一番きつい……」

太陽が真上にくるころ、走りこみを終え帰ってくる。

「あー腹減った桜ー飯ー」

「準備するから少しまってて」

そして、いつものように桜は昼餉の支度をしに台所へ向かおうとした時、

「ゆ、幸村桜さんはいらっしゃいますか!!」

「ここにいます!ど、どうしたんですかそんなに慌てて?」

門下生の一人が慌てて台所へ桜を呼びきた、

「し、診療所が、はぁはぁ」
「幸村診療所が、」

悪い予感を覚えつつ恐る恐ると聞いた。

「し、診療所がどうしたのですか?」

「はぁ…はぁ…」

まずは彼を落ち着かせる必要があるようだ、桜は井戸から水を汲み竹筒に入れ彼に渡した、すると彼はそれを一気に飲み干し一言、

「診療所が襲われた」

「え、どうして…」
「父上と兄上は無事ですよね?」

動揺を隠せない様子で家族の安否を門下生に聞いた。

「それが、2人共切られたらしい」

「っ……」

それを聞いた途端、無我夢中で一刻半の道のりを走った。

「桜!?」
「桜ちゃん!?」

走り去って行く桜を見つけ、互いに顔を合わせる清太と隼人そして一緒にいたであろう門下生を見つけ近寄って行く。

「隼人さん、清太さん大変です!!幸村診療所が…」

それだけを聞き取り一瞬で走っていった理由がわかった隼人は持っていたものをすべて清太に渡し、桜のあとを追う。

「あと頼む、すぐ戻る!」
「え、ちょっ」
「くそ、おい!なにがあった!」

いきなり押し付けられた意味も分からず、理由を聞くため今にも泣き出しそうな門下生に問いただした。
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