紅桜神伝
紅桜神伝
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発行者:月夜姫
価格:章別決済
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/09/30
最終更新日:2010/11/08 12:41

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紅桜神伝 第1章 ~出会い~
どうやら、朝方父が台所に立ち何かしているのは知っていたが、自分の朝食だろうと思い気にとめなかった。

「いってきます!日が沈むまでに帰るから!」

いつもように挨拶をして出て行こうとすると

「転ぶなよ」

台所で朝餉の準備をしていた兄が扉の隙間から頭を出して意地悪に話しかけてきた

「子供じゃないんだし転びませんよ~だ!」
「兄上も包丁で指切っても知らないんだから」

「切らないよ!お前と違って大人だから!」

そんな子供じみた押し問答が繰り広げられていると少し離れた部屋から父がでてきて

「桜!隼人!いい加減にしろ!

「!!」
「!!」

「そんな所で何をしている、外に丸聞こえだろうが」

先ほど道場に向かったと思っていた娘がいまだに台所で話しをしていてなぜか喧嘩を始めた兄妹を見かねた父がやってきて叱りにきたのだ。

「す、すいません…」

それまで、威勢のよかった二人だが、怒られた子供のように身を小さくして頭をさげた。

「桜、そんなことをしてる場合ではないだろう遅刻するぞ」

は、と気が付くともう太陽は登り始めて空が少しずつ明るくなり始めてていた、そろそろ道場では、朝の掃除を始めるころだろう。

「あ~!いけない、朝の掃除に遅れる!」
「行ってきます!」

そのことに気づいた桜は大急ぎで家をでて道場へ向かうのだった。

「まったく、いつまでも話しをしでいるからださて、隼人、朝餉はまだか?」

慌てて出て行く娘を送り出したあと、こんどは息子に向きを変えた、その顔はもう怒ってはいなく、いつもの優しい顔に戻っていた

「あ、はいもうすぐ出来ます」

「そうか」
「じゃあ私は茶でもいれよう」

そういって、水を汲みに家の裏庭にある井戸へ向かった、それを見届けた隼人は妹が途中までやっていた朝餉の準備をしはじめた。





「はぁ…はぁ……間に…合った」

家をでた後朝、父に渡された風呂敷と弁当をもって、一刻半(約1時間)の道のりを走ってきたので汗だくになっていた、いつもならこれくらいの道は走っても汗は出ないのだが、風呂敷と弁当のせいで走りにくく、かなりあせっていたので余計な体力を使ったからだ。

「お、あの桜さんが疲れてる所初めて見た」

「大丈夫ですか?荷物持ちましょうか?」
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