紅桜神伝
紅桜神伝
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発行者:月夜姫
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2010/09/30
最終更新日:2010/11/08 12:41

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紅桜神伝 第1章 ~出会い~
時は幕末、文久2年3月(西暦1862年)春


 「よし、あとは朝餉の準備っと」

季節は変わり始めて、もうすぐ蒸し暑い夏が近づいてきたある日、
医者である父上、母上そして兄上と四人で小さな診療所をしている、父上は松本法眼先生と仲がよく、兄上は、松本先生の下で医学を学びながら父上の助手をしている、
私は母上と家事と診療所のお手伝いをしていて、その日もいつもように夕餉の準備をしていた時、

「桜、あとは俺がやるからお前は道場に行ってこいよ」
「最近、父上の手伝いや家事で行って無いだろ?」

「でも、」

「いいから、いつもがんばってるし、それにもうすぐ試合があるだろ」

私は、5歳の時から13年間、ずっと近所の道場で剣術を習っている、始めは護身術を覚えさせるつもりで道場に通わせたらしいけど私は母上にに似たらしく、負けず嫌いで、ある程度基礎がみについた時、兄弟子と試合をすることになった、試合といってもどれくらい身についたかみるだけだったのだか、勘違いをして本気でかかっていっしまったのだが、負けたのは言うまでもない、
それ以来、毎日道場に通い必死に剣術を学んだ、そして、練習試合で負けるたびより練習をした、その結果、兄弟子に勝つころには、町で1番になって師匠にも認められる腕前になっていた、でも、女の私は公式試合には出られない、なのに道場に行くのは試合にでる弟子たちの練習を手伝っている。

「じゃあ、よろしくお願いします。」

軽くお辞儀をするていど頭をさげた。

「ああ」
「いってらっしゃい」

兄上は笑顔で答え慣れたてつきで野菜を切って行く、実は、男なのに料理好きで、母上や私よりうまいのだ、そのへんは少し悔しい、たが兄上は剣術では私に勝てないから医術の道へ進んだらしい。
「桜、道場に行くのか?これを持って行くといい」

それまで医学書を見ていた父がふと机の横に置いてあった両手で抱える位の風呂敷と木箱を手渡してきた。

「分かりました、でもこれなんですか?」

「風呂敷は包帯や薬だ、道場のが足りないといっていただろう?」
「あと、そっちの木箱は道場の人たちの差し入れだからみんなで食べなさい」

「ありがとう、ちょうど無くなったとこだったの、差し入れもみんなよろこぶわ」

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