果てしなく長い物語
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発行者:岩上智一郎
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:一章 幼少編

公開開始日:2010/09/27
最終更新日:2010/10/29 01:47

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果てしなく長い物語 第1章 果てしなく長い物語 一章 幼少編



 翌日、暗い気持ちで学校へ行く。
 一時間ごとの授業がとても長く感じる。

 手紙を渡すタイミングを放課後に決めた。

 ママからの手紙を先生へ渡す姿など、クラスメイトにだけは絶対に見られたくなかったのだ。




 ようやく給食の時間になる。

 今日のメニューはソフト麺とうどんのつゆがメイン。
 おかずのテンプラ箱はちくわの磯辺揚げ。
 妙に油っぽく僕の嫌いなものだった。

 大食管に入ったうどんの汁は、クラス全員に配っても四分の一は残っていた。
 大半の男子生徒は、ソフト麺を半分だけ汁に入れ食べる。

 もう一度おかわりする為にみんな、そうしているのだ。
 もちろん僕も。


 一人の同級生が食事中席を立ったと思うと、大食管に近づき自分の器の残った汁を入れてしまった。
 クラスの大半が、おかわりをできないとブツブツ言い出す。

 先生はその子を立たせたまま、説教しだした。



「田中君、あなたねー。まだ、みんな食べているのよ? そんな自分だけ食べて残りを入れちゃったら、みんながおかわりできないでしょ?」

 言っている事は確かに正論だが、クラスのみんなの前で立たされて説教を食らう田中君を僕は可哀相に感じた。



「誰がこれでおかわりできると思っているの?」

 先生はクラス中を見渡す。



 みんなシーンと静まり返っている。

 田中君は今にも泣き出しそうだった。
 何故先生はこんな晒し者にするのだろう。






「はい、先生。僕、おかわりできます」

 僕はつい立ち上がり手を上げていた。
 先生が近づいてくる。


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