果てしなく長い物語
第1章 果てしなく長い物語 一章 幼少編
違うって。
今の自分は過去の自分が作り上げたもの。
例えその事に人がたくさん絡んだとしても、自分自身が選んでこのようになったのだ。
ではいつからこうして狂った?
整体を開業してから?
それともあの女と付き合ったから?
歌舞伎町の裏稼業から足を洗ったからか?
全部違うって……。
いい加減誰かのせいにするのはやめようよ。
全部自分せいにしなきゃ。
じゃあこれからどうしたい、俺は?
何ができる?
書く事だけだ。
しかも誰の評価もない……。
いいじゃねえか、自分でそう決めてやりたい事をしているんだから。
何度評価を望んだ?
その度に彷徨い、こうして悩み、結局何の答えだって出ないじゃないか。
何年そんな事をしてきた。
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