果てしなく長い物語
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発行者:岩上智一郎
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:一章 幼少編

公開開始日:2010/09/27
最終更新日:2010/10/29 01:47

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果てしなく長い物語 第1章 果てしなく長い物語 一章 幼少編



 朝になり目覚ましがなる。

 目を覚ますと、普段のようにママが部屋にいた。
 パパは、ベッドでいびきをかきながら寝ている。

 昨日の事は夢だったのかな。
 僕はそう感じるぐらい、いつもと変わらない日常の風景だった。



「おはよう、龍一」

「おはよう」


 ママは僕を見て優しそうに微笑む。
 ベッドの横についている階段を使って降りると、龍也と龍彦はまだ寝ていた。



「ほら、早く顔を洗って」

「はーい」



 部屋を出て洗面所に向かう。
 二階の構図は一番奥が僕たち家族の部屋で、出ると廊下があり右側がお風呂場、左側がキッチンになっていた。

 用を済ませ再び部屋に戻ろうとする。



「龍一、カレー作ったから食べて」
 ママがキッチンで僕の食事の用意をしていた。

 時計を見ると、いつも家を出る時間まであと五分だった。
 お皿を手に取り、カレーを一口食べる。




「神威くーん」



 キッチンの窓から声が聞こえる。
 近所の友達が早めに迎えにきたみたいだ。

 僕は二口目を口に入れる。
 すると、ママは僕からカレーを取り上げた。



「早く行きなさい。友達が待っているんでしょ」


 まだ空腹感があったが、厳しそうな表情で言うママが恐く、素直に従う。

 急いで身支度を整え外に出ると、パン屋の太郎ちゃんが待っていた。


 学校まで、町内に住む子供たちで班を二つ作り登校するのだが、ここ最近毎日のように太郎ちゃんは迎えに来る。
 集合場所までの距離は、五十メートルもない真っ直ぐな一本道。
 そんな短い僅かな距離でも、太郎ちゃんは迎えに来ていた。

 この時ばかりは空腹も手伝って、太郎ちゃんを恨めしく思う。


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