果てしなく長い物語
第1章 果てしなく長い物語 一章 幼少編
この現状がすべての答えとは言わないが、今はこれでいい。
何度自殺を考えても死ねなかったんだ。
生に執着し、食欲や睡眠欲といったものだけはちゃんと欲している。
ならどう生きるか?
これまで人生を投げていた。
しかし生きると決めたなら、そろそろ覚悟を決めよう。
あの人にいつか追いつきたかったんじゃないのか?
もっとシンプルでいい。
もういい加減ブレるなよ。
生きているのか死んでいるのか分からない状態の日々を繰り返すのはもう嫌だろ?
孤独…、真の孤独ではないかもしれないが、それを受け入れないといけない。
生きる…、つまり人生とは孤独をいかに生きるかという事なのだろうか。
今は難しい事を考えるな。
どうせ考えたって、また出口のない迷宮に入り込むだけ。
何でこうなってしまったのか…、いつから俺は間違った?
生まれた時から?
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