果てしなく長い物語
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発行者:岩上智一郎
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:一章 幼少編

公開開始日:2010/09/27
最終更新日:2010/10/29 01:47

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果てしなく長い物語 第1章 果てしなく長い物語 一章 幼少編


 僕は必死に目をつぶる。
 パパがベッドに向かってきたからだ。

 起きているのが、いやさっきの様子を見ていた事が、とてもいけない事をしたように感じた。
 心臓の音が激しく聞こえてくる。




 まだパパは僕を見ているのだろうか?

 どのぐらいの時間が経過したのか。


 僕は恐る恐る目をゆっくりと開いた。





「何だ、起きていたのか?」

 目の前にはパパの優しそうな笑顔が見えた。

 僕はパパの表情に安心感を覚え、体を起こす。


 優しく僕の頭を撫でるパパ。
 先ほどの恐怖心は、どこかにいってしまったようだ。



「眠れないのか?」


「ううん……」

 パパの息は、酒臭かった。



「明日も学校だろ?」

「うん」


 ママがどこへ行ったのか知りたかった。
 でも聞いてはいけない気がする。


「洋子ちゃんとは仲良くしてるか?」



「ク、クラスが違うから、あまり会わないよ」


「そっか……」


 洋子ちゃんとはママのお姉さんの子供。
 僕にとっては従兄弟にあたる関係だ。

 僕と同じ年で小学校へ入学する前、近所に越してきたのだ。
 …というより、ママのおばあちゃんの家に住んでいる。
 だから同じ学校へ通う事になった。



「もう遅いんだから、寝なよ」

「うん、おやすみなさい」

「おやすみ」

 パパはおでこにキスをしてくれる。
 結局ママの事は聞けずじまいだった。





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