果てしなく長い物語
果てしなく長い物語
成人向アフィリエイトOK
発行者:岩上智一郎
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:一章 幼少編

公開開始日:2010/09/27
最終更新日:2010/10/29 01:47

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
果てしなく長い物語 第1章 果てしなく長い物語 一章 幼少編



 夜中、ふと目を覚ます。
 耳元に聞こえてくる騒がしい声で起きたのだ。





「いい加減にしてよ、あなた!」

「うるせーっ!」



 寝たふりをしながらも、僕はその声がパパとママだって事がすぐに分かった。
 二段ベッドの二階で寝ている僕は、布団の隙間からそっと様子を伺う。


 思ったとおりパパとママが怖い表情で何か激しく言い争っている。
 時計を見ると、夜中の一時だった。



「ふざけんじゃねえ!」
 怒鳴り声を発しながら、パパは部屋を出て行く。

 乱暴に閉まるドアの音。
 その音で僕は寝ながら一瞬ビクッと体を震わせた。



 こんな夜遅くにパパは、どこへ行ったんだろう?

 ママはガラスのテーブルに突っ伏して、肩を小刻みに震わせ泣いていた。



 見てはいけないものを見てしまった。
 そんな思いを幼いながらも感じる。


 心臓の音が激しく音を立ててバクバクなっていた。

 このようなパパとママの怖いシーンを初めて見たので、何とも言えない妙な気分だ。



 目をつぶってジッとしていても、なかなかその日は眠れないでいた。




12
最初 前へ 9101112131415 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ