世界で一番お姫様
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発行者:snow
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ジャンル:お笑い・ギャグ
シリーズ:お姫様

公開開始日:2010/09/25
最終更新日:2010/10/02 23:20

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世界で一番お姫様 第1章 萌萌きゅん
 それからの三時間と言えば仕事が楽しくて仕方がなかった。何故ならば仕事を傘に思い切り浅葱さんのストーキングが出来るからだ。
  そして十五時になり最後の休憩が入った時、私は決死の覚悟で動いた。
 左手には青森伝統行事であるねぶた祭りの代表的象徴の閻魔様が描かれた青森産百パーセント林檎ジュースを持ちながら、私は地響きの様に唸る心拍数のまま彼に近づいた。
(あああどうやって話しかけよう
 こんにちは、いや寧ろお隣良いですか?とか
 でもいきなりだと変よねってモタモタしてたら時間が終わっちゃうわ)
「あのっ……お隣座っても良いですか?」
「良いですよ」
 少しだけ驚いた顔をして浅葱さんは微笑んでくれた。ああ、萌える。
 私は話しかける内容を考えながら隣に座った。
「あのスポーツとかやられてました?」
「いえ、特には何でですか?」
「いやぁあの凄くバランスの取れた――筋肉だと思って」
(ちょ私何言ってるのーマジでバカじゃないの相手引いてるって!)
 そうは思っても一度語り出した私の口はまったく止まらず、そのまま浅葱さんの筋肉を気持ち……気持ち悪い程に語り続けた。あまつさえ、次に出た言葉も我ながらびっくりしたのだが、私はほぼ初対面の人にこう言った。
「テニプリってわかりますか?」
「はい、僕結構アニメとか好きなんで」
「浅葱さんって、私の好きなキャラに似ててちょっと気になってたんです」
 もう黙れよ。って感じだと今になって思う。私はどんだけ変人なんだ。
 しかし彼はそんな私に引く訳でもなくにこかに笑ってくれた。
「そうなんだ、実はねさっき学校の話ししたけどその特化な学校って声優学校なんだよね」
 この瞬間、私は思った。この人は私の色んな意味で運命の人なんじゃないかと。
「仲間です、ああああ、あのよか……良かったらアドレス交換して下さい」
 言いながら握手を求める様に手を差し出すと彼はその手を握り返してくれた。
「別に構わないよ」
 かみさまって、世の中居るもんですね。
「ありがとうございます!」
 これは本当に運命だったのかもしれない。もし私が彼に萌てなかったら、彼が挨拶してなきゃ、声優学校に行っていなきゃ私たちは付き合ってなかったかもしれない。出会いとは一つの奇跡なんだ。
 私は今でもそう思う。
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