世界で一番お姫様
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発行者:snow
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ジャンル:お笑い・ギャグ
シリーズ:お姫様

公開開始日:2010/09/25
最終更新日:2010/10/02 23:20

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世界で一番お姫様 第1章 萌萌きゅん
 優を初めて見た時、私は悶えていた。
まるで似ている様に思えたのだ、私の好きな漫画のキャラクターに。
 スポーツで鍛えたかのようなしなやかな筋肉が制服のシャツに浮きだっていて、細くくびれた腰は色香を放っている。
 眼鏡を掛け身長は私より高く細身ではあるが程よい筋肉。
 まさにドストライクゾーンである彼。
 そんな彼を見て私は悶えていたのだ、今思えばそれは一瞬の一目惚れだったと思う。否、一目惚れなのだ。
 仕事中なのにも関わらず私はおもむろに携帯を取り出して彼の横顔を密かに撮影した。言わば盗撮だ。
 そしてすぐさまに友人にメールを打ち込む。
「ちょ、まじイケメン
 テニスのきてぃに似てない?
 萌えるんだけど!」
 もはや完全なるミーハー魂だ。私は写真を友達に送信しまくりながらも考えて居た。私がここA社内T倉庫(晒してやりたいくらい、むかつくクソ会社だがそれは無理なのでここはT倉庫と記しておこう)勤め始めて四日くらいは経つがこんな素敵な人は見たことがない。
 私がこんな萌萌きゅんな逸材を逃すはずもないし、とにかく素敵すぎる彼の姿を初めて見る所か名前すら知らない私は是非とも近づきたいと思った。
 そんな私に恋とオタの女神は微笑んだのだ。それはお昼休みの事。
「お疲れ様です」
「あ、お疲れ様ですー」
 なんときてぃ似の彼が私に声をかけてくれたのだ。私はどちらかと言うと臆病であり人見知りが激しい。と、言うか思い切り人間不信である。
 そんな私が自分から声をかけられる訳もなく、これからひっそりとストーキングしてバイト生活をエンジョイしよう。なんて考えて居た時にこうも幸せが舞い込むなんてまさに奇跡だ。
「えっと、お名前聞いても良いですか?」
「浅葱です」
「浅葱……さん?
 私、長谷川 美空って言います」
「あれですよね、この倉庫で一番若いとかで」
「あ、はい十七ですっても今年十八になりますけど」
 何気ない会話、それでも私にとってこの会話は勇気付けられるものであった。
 これをキッカケに、絶対話しかけまくってやる。と妙な決意をしたのはそれから三秒後の事であった。
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