白昼の追想
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ジャンル:その他
シリーズ:コピーライター 舞

公開開始日:2010/09/23
最終更新日:---

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白昼の追想 第2章 2章 降服
外は 山間部の 自然が広がる 静寂で
室内にのみ TVのギラギラした明かりと騒音が反響する

わたしは裸に剥かれたまま
正座して 背を伸ばしてはいたけど
しばし 所在無げな時のなかで
うつむきぎみになる

私を 全裸にさせたまま
彼は私を 無視したふりで
テレビのニュースショーを観ている

そうする事が 彼の流儀なことぐらいは 知り抜いている
私は ただ 焦らされているのだ

部屋の壁際 ベッドカバーの垂れ下がった床に
軽く折りたたんで置いた
脱ぎ捨てたばかりの 私の衣服を気にかけてしまう
買ったばかりの シルクのブラウスと
比較的 フォーマルな場であるとき用の
ビジネススーツで 旅に出てきた事を悔やんでいた

壁のハンガーに 丁寧に衣服を掛けることは
許してくれないに 決まってるのだ
ベッドカバーの上か、ソファの上に置いたとしても
すぐに手か足先で 床に撥ね退けられたことがある

もっといえば 以前に

床に散っていた私のキャミソールを拾い
体液の付着した 自分のペニスを拭って
そのまま 渡されたことがあった

さすがに それを着ては帰れず
バッグに丸めて 持って帰り
すぐに洗濯をしたけれど
清潔を取り戻したとはいえ 屈辱の染みた
そのキャミを 身につけることは できなくて
結局 捨ててしまった
2
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