老人の居る運河
老人の居る運河
成人向完結
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ジャンル:その他
シリーズ:コピーライター 舞

公開開始日:2010/09/20
最終更新日:---

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老人の居る運河 第2章 2章 捕獲
「靴を 脱げよ」
いきなり 言われた

「失礼しました わからなかったもので」
謝って 平身低頭 すぐに 立ち去ろうとしたけど
「そこに 座れよ」
厳とした 声で 言い渡されると
誘い込まれるように その場に 座る

「なにが わかんなかったって いうんだよ」
言われて なにも 返せない

「靴を脱げよ」
「はい」 サマーブーツを すぐに 脱いで 手に持つ

眼が慣れてきて 起き上がった 男が
薄暗い中にも 顔が 浮かんで視えてきた
寝ていたのらしく 影のすみに 寝具が 敷いてあった
痩せた 老人 だった

「すみません 誰もいらっしゃらないと思って
申しわけ ありませんでした」

黙って こっちに 来いと 腕を引かれた
階段脇の小さな廊下と 畳の間の境の 木の柱に
背をつけて 腰を下ろさせると 両手を 後ろに回された
?まれた 指先の 力は強く 肌に喰いこんできて 痛かった
でも 老人の 体力に 抵抗できないわけではなかったろうけど
威圧感に押さえられ 私は 弱く されるがままに なっていた

「他人の家に 土足で 入り込んで 写真撮りやがって
わからなかった は ないだろう」

老人は 私の 両手を 柱の裏で 
細い縄で 縛り始めた 容赦ない力で
さらに 足りない縄を 階下に一度降りて 持ってくると
私の 上半身を 柱に グルグル 巻きつけてしまった

なにもできす 無言で お仕置きを 受けている 私
男は 年老いて 状況からも 服装 雰囲気から
おそらく ホームレスの 廃屋居住者

縛り上げて 私を 静かに 見下ろして 微笑んだ

もしかしたら 私の ブログを 読んで 知っているのかしら?
でも ここには PCなんてないし この老人に そこまで・・・?
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