Day Of Destruction
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発行者:木暮
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ジャンル:SF

公開開始日:2010/09/17
最終更新日:2010/11/02 16:37

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Day Of Destruction 第3章 崩壊していく日常
 女子大生達は納得したようで、取り合えず外へ出ることになった。

――校庭――

「はぁ、はぁ、やっとついた……」
 俺はダッシュで校門をでる。
 校庭には既に4機のヘリが止まっていて、生徒を収容していた。
 俺たちもヘリに進む列に並んで乗るのを待つ。
「ようやく着いたわね……」
「はぁっ、ダルっ!」
「ね、ねぇ、あれ!!」
 俺と一緒に来た3人娘のうちの1人が空を指さす。
 空には、真っ赤に燃える太陽――を遮って真っ赤に燃える球体があった。
 決して太陽ではない。
 それが、空を覆い尽くす程に巨大だったからだ。
「なっ!なんだありゃぁ!?」
 思わずそう口にする。
「あれが、隕石だね……」
 俺の隣に来てそう言ったのは、ダウスだった。
「あ、ダウス!いたのか!?」
「今来たとこ。これ、今からヘリに乗って助かるのかよ……」
 とダウスは無表情で言った。
「おいなんだよそれ。軍のヘリに乗れば助かるんだろ?」
 そうでなくては困る。
 俺は100歳まで生きるんだ。
 いや、睡眠のとり過ぎが短命につながるとしても、80までは生き延びてやるんだ。
 それが……たった19歳で死んでたまるかよ!!
「駄目だぁ!これ以上は入らないッ!」
 その時、兵士の声が聞こえてきた。
 な……なんだって?
 最後の俺、ダウス、3人娘、ルーラ先生だけが校庭に残されている状態だった。
 3機のヘリは既に離陸し、最後の1機が満員になったと言う。
 その兵士にルーラ先生が抗議しに行く。
「あとは私たちで最後です。6人くらい……なんとかなりませんか?」
 その諭すようなやさしい口調に対し兵士は苛立ったような口調で、
「無茶言うな!これ以上は重量オーバーだッ!」
 と言う。
「それじゃあ、私たちは……」
「んなもん知るかッ!俺は行く!!おいお前、ヘリを出せ!!」
 兵士は操縦士に怒鳴る。
「いえ、多少安定感には欠けますが、6人までならまだ――」
 そこまで言ったところで操縦士の言葉が途切れる。
 俺たちも絶句した。
 何故ならその兵士は、操縦士に向かって拳銃を向けたからだ。
「出せ」
 と短くドスの聞いた言葉を兵士は発した。
 操縦士はかなりおびえた顔をして、
「……了解……」
 と力なく口にした。
 ローターが周り、ヘリは地面から浮くと、すぐに視界から消えていった。
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