Day Of Destruction
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発行者:木暮
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ジャンル:SF

公開開始日:2010/09/17
最終更新日:2010/11/02 16:37

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Day Of Destruction 第7章 バリフェルツ城
――――

 それから、適性に合わせて小隊を組むことになった。
 今からその発表が行われる。
「――ID1335-7298、ジャスト・ランバード二等兵。第11訓練小隊。ID1335-7299――」
 どうやら俺の所属は第11訓練小隊というものらしい。
 ここまで、ものすごく退屈だった。
 帝都についたのが朝だったが、現在は空がすっかり夕焼けにつつまれている。
 その間、俺がやった動作と言えば座るか立つか話を聞くか、変人博士に突っ込みを入れるか、これだけだった。
 とどめは、訓練学校長の演説だった。
 ……いやごめん、正直に言うと若干寝ちゃってたわ。
 だって!そりゃ寝るでしょうよ!
 何時間もお偉方の念仏聞かされれば!
 あんなの、大学の校長の話と何が違うってんだ!
 聞いたら聞いたでイライラするし。
 貴官らの勇気と覚悟がうんたらって……。
 こっちはそんなもんもちあわせてねーっつーの。
 無理やり徴兵したくせによくもまあぬけぬけと言えるもんだ。
 
 ……そんなわけで、俺のストレスはほぼMAXになっていたわけだが、今日の予定のラスト、同じ訓練部隊との顔合わせがまだ残っている。
 というか、後は各々の小隊ごとに割り振られた部屋での顔合わせなので、ほとんど自由時間に等しかった。
 さて……どんな奴がいるのか。
 俺は期待と不安を感じつつドアをあける。
「やあ、初めまして」
 俺が部屋に入ってくるなり行儀よく頭を下げる。
 透き通るような水色の髪を束ね、首まで下ろしている。
「僕はシャマル・ノーセ。よろしくね」
 と俺の反応を待たず、にっこり笑って握手を求めてきた。
 俺は握手をしながら、
「よろしく。俺はジャスト・ランバードだ」
 と言って軽くほほ笑んだ。
 ここは、変な奴だと思われないように、相手に合わせていこう。
 そして奴――シャマルの第1印象。
 なんだか、とっても礼儀正しくて気弱そうな人だな。
 身長は俺と同じくらいか。
 この人も徴兵されたんだから当然っちゃ当然だが全く軍人っぽくは見えないな。
 もろに庶務系の人だ。
「にしても君、随分つくのが早かったね」
 笑顔を崩さずシャマルが聞いてきた。
「まあ、特にする事無いしな。そういうお前も随分早かったな。俺より先に来てたんだろ?」
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