Day Of Destruction
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発行者:木暮
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ジャンル:SF

公開開始日:2010/09/17
最終更新日:2010/11/02 16:37

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Day Of Destruction 第6章 兵士になるということは
 徴兵ってことは、兵隊になるってことだ。
 つまり、戦場で死ぬかもしれないってことだよな。
 そんなの……やっぱ許せるはずがない。
 徴兵に賛成なんて、出来るか!
 でも、もう決まったことなんだよな……。
 そういえば、適性が無ければ後方に回されるらしいな。
 まあ俺なんて体力ないし臆病だし、どうせ適性なんて無いだろう。
 ……いや、違うか?
 ローズ元帥が言ってたのって、『魔素適性』の事かもしれない。
 俺達人間は、誰でも体内に『魔素』という物質が合って誰にでも魔術が使えるのだが、暴発の危険があるから一般市民は体内ナノマシンで魔素の抑制を行っている。
 もちろん俺もだ。
 兵隊になるということは、当然ナノマシンを無効化するわけだから俺にも魔術が使えるようになるのか?
 それはそれでちょっと楽しみだが、適性が無い方が後方支援に属するはずだからやっぱ魔術は使えない方がいいかな。
 特別あこがれがあるわけでもないし。
 そういえば、ガルファ大(ガルファ私立大学)脱出の時会ったティアナはなんで魔術が使えたんだろうな。
 未だに謎だが、あいつは無事助かったのだろうか?
 あれ以来顔を合わせた事もないし、もしかしたらもう別の場所へ避難してるのかも。
 ああいう治癒魔術使える奴は、多分看護兵だから後方なんだろうな。
 もしかしたら、俺にも治癒魔法が使えるかもしれない……が、なんだかあんまりガラじゃないな。
 まあ、どうせすぐ徴兵されるわけじゃないし、姉貴の言ってたようにそんなのいくらでも考える時間はあるさ。
 ……そう、思っていた。
――翌日――

「ふざけやがってッ!」
 寝起きの俺を待っていたのは、一通の不幸の手紙。
 内容を要約すると、本日午後3時からお前を徴兵するので帝都バリのバリフェルツ城までこいオラァ!
 というものだった。
 何が第1期訓練学校入学者に決定致しましただ!
 いつの間に決めやがったちくしょー!!
 何が訓練兵ID1335-7298だ!
 なげぇぇんだよこんなの覚えられっか!!
 なーにが貴官の活躍に期待するだっ!
 人の知らない間に決めやがって勝手に期待すんなぁっ!!
「くそっ!急すぎるんだよコノヤロー!」
 俺はその用紙をくしゃくしゃに丸めて壁に叩きつけた。
「おーおー、荒れてるねぇ」
 その俺の様子をニコニコしながら見ていたのは姉貴だった。
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