Day Of Destruction
Day Of Destruction

発行者:木暮
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ジャンル:SF

公開開始日:2010/09/17
最終更新日:2010/11/02 16:37

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Day Of Destruction 第1章 悪魔の飛来
――DF歴3202年5月10日昼・バリフェルツ帝国・ヴァニスト地方ガルファ市立大学――

 眠い……。
 非常に眠いぞ……。
 俺は先生の説明的事務的な口調がだんだん俺を眠りに誘う呪文のような声に聞こえてきた。
 だがそんなところで、授業終了のチャイムが俺を窮地から救う。
「……やっと終わりやがった」
 そう一言呟き、俺は教室を出て、廊下へ進んだ。
 目的地は食堂。
 そう、今は昼休みだ。
「おいジャスト、さっきお前、スゲー眠そうだったぞ?」
 俺の隣に並び、一緒に歩くのはダウスという俺の数少ない友達だ。
「当たり前だろ……というか、あの詠唱聞いてて良くみんな寝なかったな」
 ちなみに俺は、ジャスト・ランバード。
 一応この大学……ガルファ市立大学1年3組に席を置いている。
 サボり魔だが。
「俺も正直眠かったけどな。シフォル先生に見つかるとチェックされて後で課題地獄だもんな」
 そう、その先生、授業中には注意しないで後で課題のみ渡すという嫌~な奴なのだ。
「ホント、寝ないで絶えるのマジ苦労した……」
 と俺が脱力気味に語ると、
「ん?お前しっかりチェックされてたけど……気付いてなかったの?」
 ガーーーン!!
「うっそだろっ!?せ、せっかく我慢したのに……」
 俺が必死で護っていた防衛線は、実はとうの昔に突破されてましたと言うオチ。
「ははは、課題頑張れよ」
 ああ、今日は夜寝れないかも知れない……いや絶対寝れない。


――――

《番組の途中ですが、ここで緊急報道をお伝えします》
「ふぇ?」
 俺が山のように渡された課題を消化しつつ、休憩がてらに夜食のカップ麺を食っていると、テレビからそんな声が聞こえてきた。
 俺は自分でもなんとも言えないマヌケな声を出しつつ何事かとテレビの方へ向き直る。
《30分前、ファラデル王国のザンザギ地方ガロー平原に奇妙な物体が落下したという情報が入りました》
 奇妙な物体?
 俺はいつの間にか箸が止まり、テレビに見入っていた。
《詳しい情報は入っていませんが……はい、はい》
 女性アナウンサーが番組スタッフと何か話す。
《失礼しました。現場のものと回線がつながりましたのでそちらに回します。現場のアールさん!》
 とアナウンサーが言うと、回線が切り替わり、ヘリの中が映った。
《はい、こちら現場のアールです!見てくださいあれを!》
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